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明治の建築・美術の最高峰!迎賓館赤坂離宮

迎賓館

平成21年(2009)に、明治以降の文化財として初めて国宝に指定されたのが、迎賓館赤坂離宮です。迎賓館は、国賓や公賓を招く、外交の場ですが、平成28年(2016)4月から一般公開されています。ヨーロッパの古城を思わせる、主庭と前庭の2つの庭園は、散策におすすめです。

ベルサイユ宮殿をイメージした主庭を散策

迎賓館

写真は、迎賓館の主庭の花壇から眺めた、迎賓館本館です。地上2階、地下1階のネオバロック様式の建築物です。元々は、明治42年(1909)に、東宮御所として建てられました。完成まで10年の歳月がかかっています。迎賓館赤坂離宮の敷地は、江戸時代は紀州藩の中屋敷があった場所で、今、迎賓館のある場所には青山御殿と呼ばれた屋敷がありました。その青山御殿は、明治6年(1873)に皇居が火災で焼失した後、明治21年(1888)まで仮皇居となりました。

迎賓館

主庭の噴水からの眺めは、フランスのベルサイユ宮殿に似ています。設計した宮廷建築家・片山東熊は、外観はネオ・バロック様式でデザインしました。東宮御所とは、皇太子の住居のことなのですが、あまりに華美であることと、大理石のお屋敷は夏は湿気がこもって蒸し暑く、冬はあまりに寒いということで、実際にはあまり使用されませんでした。その後、赤坂離宮と改められ、さらに昭和49年(1974)3月に大改修の末に迎賓館として生まれ変わったのです。工事費は108億円で、5年の期間をかけました。

記念植樹

記念植樹

主庭には、国賓として招かれた方の記念植樹があります。旧ソ連のゴルバチョフ大統領と、アメリカのフォード大統領の植樹は、隣り合っています。ちなみに迎賓館の最初の国賓が、フォード大統領なのです。昭和49年(1974)11月に来日しました。

オープンカフェでくつろげる迎賓館前庭

迎賓館前庭

迎賓館の前庭です。正門から真正面に見えるのが、こちらの眺めです。オーストリアのシェーンブルグ宮殿をイメージしているとも言われています。噴水のある主庭は、この裏側にあたります。そして、この前庭からの眺めは、迎賓館見学の最後となります。というのも、迎賓館本館や庭園の見学は正門からではなく、正門に向かってぐるりと回りこんで右斜め横に位置する西門から入場するからです。西門から入り、画面の右端の裏手から本館見学はスタートします。本館見学の出口も同じ場所です。そして、本館や主庭の見学が終わったら、前庭に抜けて正門から退出するのです。

迎賓館前庭

前庭は移動カフェのワゴン車が並んでいて、オープンカフェが広がっています。また迎賓館だけでしか販売していないグッズを取り扱った売店もあります。

迎賓館前庭

平成29年(2017)12月23日~25日の期間、本館の中央の玄関ホールから入場する見学が実施されました。国賓や公賓が迎賓館を訪れる時の入口は、通常は閉鎖されていますが、期間限定で開放されることもあります。また、この時は通常は16時で見学受付は終了するのですが、夜間の見学も実施されました。

夜の迎賓館前庭

夜間の見学が実施された時の迎賓館本館です。玄関ホールに向かって長い行列が出来ているのが写真からもわかると思います。期間中は、ライトアップもされていました。

雪の迎賓館前庭

東京で大雪となった翌日の迎賓館前庭です。玄関ホールの上のバルコニーにも雪が積もっていました。さて、迎賓館の見学ですが、庭園だけの見学は予約申し込みは不要です。本館内部の見学については、入場者数に制限がありますので、確実に見学したいのであれば、事前に予約申し込みした方が安心です。申し込みは内閣府・迎賓館赤坂離宮のサイトからできます。見学可能日についても、迎賓館赤坂離宮のサイトから確認できます。

INFORMATION

名称迎賓館赤坂離宮
所在地東京都港区元赤坂二丁目1番1号
電話番号03-3478-1111
公式URLhttps://www.geihinkan.go.jp/akasaka/
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迎賓館に行くなら、明治記念館もチェック!

明治記念館

写真の左手に見えるのが、明治記念館本館です。実は、こちらの建物は明治14年(1881)に、今の迎賓館のある場所に建てられた御会食所でした。当時は、かつての紀州藩青山御殿を仮皇居として使用していて、そこに隣接していたのが、今の明治記念館本館なのです。当時は、ここで外国の要人たちとの晩餐会が開催されていました。いわば、明治で最初に作られた迎賓館だったのです。現在は「金鶏の間」として宴会場・ラウンジ「kinkei」として使用されています。

明治記念館

明治記念館は、JR信濃町駅から徒歩5分の総合結婚式場です。「金鶏の間」は、結婚式などの宴会場として貸切でない限り、カフェやレストランとして利用できます。こちらから迎賓館赤坂離宮の西門までは徒歩15分程度です。明治14年の迎賓館でティータイムを楽しんでから、昭和に誕生した迎賓館の見学に向かうのも楽しいかもしれません。

INFORMATION

名称明治記念館
所在地東京都港区元赤坂2丁目2-23
電話番号03-3403-1171
公式URLhttps://www.meijikinenkan.gr.jp/
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いかがでしたか?

迎賓館本館内部は、撮影禁止ですので主庭と前庭のご紹介となりました。本館内部は、実際にご自身の目で確かめてみてください。館内では学芸員の方も、見学スポットで質問を受付けていますし、館内案内の放送もそれぞれのスポットで流れています。建築や美術の知識がなくても楽しめること間違いありません。

南原順

投稿者の記事一覧

作家・脚本家・アニメーションプロデューサー。池田理代子監修「ベルサイユのばら」ドラマCDの脚本・監督、「陰陽師『安倍晴明』」(二見書房)など、多数の著書あり。週末はツアーコンダクターとして活動するトラベルライターとしても、注目を集めている。趣味はアニメ・ドラマ・映画の聖地巡礼。

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