【東京】日本最古の博物館「東京国立博物館」
日本最古の博物館
東京都台東区の上野恩賜公園内にある「東京国立博物館」は日本や東洋の文化財の収集保管、展示公開などを行っている博物館で、独立行政法人である国立文化財機構が運営しています。
1872年に日本初となる博覧会が現在の東京都文京区湯島にある湯島聖堂大成殿で開催され、この年を東京国立博物館は創設の年と定めていることから日本最古の博物館とされています。
第二次世界大戦後以降に新たな展示館の建設が続き、現在の「本館」、「法隆寺宝物館」、「東洋館」、「表慶館」などで構成されています。今では国宝や重要文化財を含めて収蔵品は10万件以上となっており、寄託品も約3千件を収蔵しています。
1938年に開館した「本館」は明治神宮宝物殿と同様和洋折衷建築となっており、2階の第1室~第10室では「能と歌舞伎」や「仏教の美術」、「武士の装い」など「日本美術の流れ」を、1階の第11室~第16室では彫刻や金工、刀剣、民族資料などを展示しています。
また、「ベルリンの至宝展」など年に数回の期間限定で開催する特別展もこの本館で行われています。
1964年に開館した「法隆寺宝物館」は法隆寺から皇室に献納された「法隆寺献納宝物」300件あまりを保存・展示を目的としており、平成館と同じ1999年に2代目として今の法隆寺宝物館として開館しました。
1968年に開館した「東洋館」では13の展示室で中国や朝鮮半島、東南アジア、エジプトなどの美術品を展示しています。文化財などを元にデザインしたグッズを販売しているミュージアムショップもこちらにあります。
「表慶館」は大正天皇の成婚を祝う目的として1909年に開館しました。宮廷建築家の片山東熊が設計したネオ・バロック様式の建物で、重要文化財に指定されています。第二次世界大戦後から平成館開館までは考古資料を展示し、その後は教育普及を目的としたスペースとして使用しましたが現在は展示環境整備のため休館中となっています。
ちなみに、収蔵品の数を「点数」ではなく「件数」としているのは遺跡の出土品などは百点以上あっても一括して数えている為です。仮に「点数」で数えると莫大な数字となることでしょう。
INFORMATION
名称 | 東京国立博物館 |
所在地 | 〒110-8712 東京都台東区上野公園13−9 |
電話番号 | 03-3822-1111 |
公式URL | http://www.tnm.jp/ |
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