【東京】セーラームーンが活躍した港区麻布十番を散策しよう!

東京都港区麻布十番は、江戸時代は仙台藩の大名屋敷があり、今は、各国の大使館のある場所です。ここには「美少女戦士セーラームーン」のマンガ家・武内直子さんが住んでいたこともあって、セーラームーンのマンガやアニメの舞台ともなっていたのです。都心にありながら、昭和の面影を残す麻布十番を散策してみましょう。

江戸時代に仙台藩の屋敷があった、仙台坂

麻布の鎮守様・氷川神社を参拝

氷川神社入口

麻布氷川神社は、仙台坂を上り切ったところにあります。仙台坂と呼ばれる坂道は、江戸時代に、坂の南側に仙台藩の下屋敷が坂の南側にあったことかに由来しています。麻布氷川神社は「美少女戦士セーラームーン」で、火川神社の名で登場し、かつ同作品のキャラクターであるセーラーマーズ・火野レイが巫女をしていた神社です。

麻布氷川神社本殿

赤い建物が、神社の本殿です。セーラームーンのアニメでは、事件や、日常生活などで、みんなが集まる場所として登場していました。また、火野レイが巫女装束で、地面の落ち葉を帚で掃除していた場所でもあります。江戸時代には、徳川将軍家も参詣に来た神社です。

宮神輿を保管している蔵

宮神輿の実物写真

麻布氷川神社には、関東の神社の中でも、特に壮麗な宮神輿が保管されています。2頭の牛が引いて巡行しました。『昭和10年御輿新調同渡行実況』という絵に、その様子が残されています。

INFORMATION

名称麻布氷川神社
住所〒106-0046 東京都港区元麻布1丁目1−4−23
電話番号03-3446-8796
URLhttp://www.azabuhikawa.or.jp/
GOOGLE MAP

麻布の坂を歩こう

一本松坂

麻布氷川神社を参詣したら、麻布の坂を散策しましょう。神社を出たら、正面の通りを右に直進。一本松坂、暗闇坂、大黒坂と、坂の交差点に遭遇します。目印は、大きな一本松です。一本松坂は、大きな一本の松がある坂ということで名づけられたと言われています。

暗闇坂

暗闇坂は、あたりは森のように木が生い茂っていて、昼間でも坂は暗闇に覆われていたことから名づけられました。そんなわけで、この坂には妖怪や幽霊の伝説がいくつも残っています。このあたりは、江戸時代には徳川将軍家が鷹狩に訪れた場所でもあります。坂を散策したら、一本松坂から続く大黒坂を下ります。

童謡「赤い靴」のモデルのきみちゃんに会おう

麻布十番の周辺案内図

大黒坂を下りきると、正面に大きなケヤキの木が6本ある広場が正面に見えます。ここが、「パティオ十番」です。ベンチもいくつかあり、麻布十番の憩いの場所です。ここに、きみちゃんがいます。

麻布十番の憩いの場所「パティオ十番」

きみちゃん像

きみちゃんとは、きみちゃん像のことです。1922年に作られた歌「赤い靴」のモデルとなった少女を描いた像で、麻布十番のシンボルでもあります。少女の名前は、岩崎きみ。彼女の最期を看取った孤児院は、麻布の鳥居坂教会でした。現在は、教会のあった場所には、十番稲荷神社があります。

INFORMATION

名称麻布十番パティオ
住所〒106-0045 東京都港区麻布十番2丁目13−1
GOOGLE MAP

麻布十番商店街で老舗めぐり

永坂更科 布屋太兵衛

麻布十番商店街は、十番町商店街としてセーラームーン作品の舞台としてアニメとマンガに登場しました。まさに、ここは月野うさぎたちの地元なのです。2000年に東京メトロと都営大江戸線の「麻布十番駅」が開業してから、アクセスが簡単になりました。麻布十番商店街には江戸時代や明治時代創業の老舗のお店が今も営業しています。その1つが、創業から220年の老舗のそば屋「永坂更科 布屋太兵衛」です。 江戸麻布永坂に「信州更科蕎麦処布屋太兵衛」の看板を寛永時代に掲げたのが始まりです。

INFORMATION

名称永坂更科 布屋太兵衛 麻布総本店
住所〒106-0045 東京都港区麻布十番1丁目1−8−7
電話番号03-3585-1676
URLhttp://www.nagasakasarasina.co.jp/
GOOGLE MAP

浪花屋総本店

赤い暖簾が入口に下がっているのが、たい焼きの老舗「浪花屋総本店」です。創業は1909年です。できたての「たい焼き」を歩きながら食べられるように、包装してくれます。昭和の時代に大流行した歌「およげたい焼きくん」のモデルとなったお店としても知られています。

INFORMATION

名称浪花家総本店
住所〒106-0045 東京都港区麻布十番1丁目8−14
電話番号03-3583-4975
GOOGLE MAP

麻布十番 たぬき煎餅

入口の大きなたぬきが、「麻布十番 たぬき煎餅」の目印です。創業は1928年創業で、麻布の地で手焼き煎餅にこだわり続ける老舗です。かつて、麻布には、たくさんのたぬきが住んでいて、江戸時代や明治時代には、たぬきに化かされたという話も残っています。手焼きのたぬき煎餅には「大狸」「小狸」「わらべ狸」などたぬきの形をした、いろんな大きさのせんべいやあられがあります。麻布のお土産におすすめです。

INFORMATION

名称たぬき煎餅
住所〒106-0045 東京都港区麻布十番1丁目9−13
電話番号03-3585-0501
URLhttp://www.tanuki10.com/
GOOGLE MAP

散策の最後は、麻布の温泉でリラックス

麻布黒美水温泉 竹の湯

大正2年にラジウム温泉として、当時ではめずらしい健康ランド風の銭湯だったのが、竹の湯です。平成14年12月に麻布黒美水(こくびすい)温泉と、温泉の認可をとりました。黒褐色のお湯に入ると肌がつるつるするというお客様の声から命名しました。銭湯の料金で温泉が楽しめます。貸しタオルもありますから、手ぶらでもOKです。別料金でサウナも利用できます。

INFORMATION

名称麻布黒美水温泉竹の湯
住所〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目15−12
電話番号03-3453-1446
URLhttp://azabukokubisui.o.oo7.jp/
GOOGLE MAP

いかがでしたか?

美少女戦士セーラームーンの舞台となった、麻布十番は都心にありながら、落ち着いた風景が広がっています。東京観光の際は、ぜひ、麻布十番と麻布十番商店街を歩いてみてください。

麻布十番商店街アクセスマップ

アクセス

INFORMATION

名称麻布十番商店街アクセスマップ
URLhttp://www.azabujuban.or.jp/access/

その他の記事