竿灯まつりの各地区の提灯

【秋田県秋田市】「ねぶり流し館」で大小の竿燈を見物しよう!実際に持って演技もできます

東北三大祭りといえば、仙台七夕まつり、青森ねぶた祭、秋田竿燈(かんとう)まつりがあります。秋田竿燈まつりの起源と言われているのが、七夕行事の「ねぶり流し」です。

このねぶりからネーミングされたのが、秋田市民俗芸能伝承館『ねぶり流し館』です。

ねぶり流し館
ねぶり流し館

竿燈まつりは真夏の夜の風物詩です。その提灯の輝きはとても綺麗で、毎年これを楽しみにしている人も多いです。秋田の伝統の竿燈を、ぜひ一度間近に見て、手に持ってみましょう。


ねぶり流し館の見所

この「ねぶり流し館」では、竿燈など伝統行事の品々が展示されています。秋田竿燈まつりは、真夏に始まって、230本もの竿燈が咲き踊ります。この大小の竿燈を間近に見物できます。

ねぶり流し館では、実際に竿燈を手に持って勇ましい男たちのように踊ることができます。

ねぶり流し館の竿燈と提灯
ねぶり流し館の竿燈と提灯

竿燈は約50kgなのでかなり重いです。いかに祭りの男たちが豪腕なのかが分かります。


実際に竿燈を持って演技してみましょう

館内は3階までの吹き抜けになっていて、その吹き抜けにずらりと竿燈が並べられています。かなり壮観です。

職員の方が竿燈を手に持って実演してくれることもあります。

ねぶり流し館の竿燈
ねぶり流し館の竿燈

同じ竿燈でも、物によってだいぶ大きさが異なり、大きなものから大若(長さ12m、50kg)、中若(長さ10m、30kg)、小若(長さ7m、15kg)、幼若(長さ5m、5kg)の4種類があります。

女性だと、小若ぐらいにチャレンジされる方が多いです。小若は、まつりでは小学校高学年くらいの男子が持つことが多いそうです。しかし小若とはいえ、しっかりとまっすぐ持つのはかなりの力がいります。震えてしまってまっすぐ持てない、という方が大勢います。

男性には、やはり大若にチャレンジして欲しいです。本番のまつりでも、目玉になるのは、やはりこの大若を持った差し手と呼ばれる男性の演技です。差し手は、おはやしに合わせて、手の平や額、肩、腰などで竿燈を支えます。ぜひその妙技に挑戦してみてください。


竿燈以外の品も魅力がいっぱい

館内は竿燈の他にも、伝統行事の品々が展示されています。たとえば、土崎港曳山まつりの置山車や、太平山三吉神社ぼんでん祭りのぼんでんが置かれています。竿燈まつりや曳山まつりは、秋田の夏を華やかにする行事です。ぼんでん祭りは、真冬に行われています。


「ねぶり流し館」についてまとめ

ねぶり流し館の見所は、なんといっても所狭しと並べられた竿燈です。まつりので喝采を浴びる竿燈を、好きなだけ眺めることができます。

眺めるだけではなくて、手に持ってその重さを体感できるのも、ねぶり流し館のいいところです。秋田の伝統行事「竿燈まつり」に興味がある方は、ぜひ一度訪れてみましょう。

ねぶり流し館<Information>

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