【宮城県白石市】片倉軍と真田軍の合戦絵巻!「第17回鬼小十郎まつり」現地レポート
2024年10月5日、今年で市制施行70周年を迎える白石市にて「第17回鬼小十郎まつり」が開催されました。
毎年10月上旬に開催される白石市を代表するお祭りで、今回の記事はその様子を写真多めでお送りする現地レポートです。
鬼小十郎まつりとは?
鬼小十郎まつりとは2008年から白石市にある白石城本丸広場をメイン会場に開催されているお祭りで、見どころは何と言ってもメインイベントである「大阪夏の陣 道明寺の戦い」。
「続日本100名城」に選出されている白石城天守閣 三階櫓を背景に総勢100騎以上の鎧武者が繰り広げる合戦は一見の価値ありです!
2024年のイベントではこの他にも白石市大鷹沢大町地区に伝わる榊流大町神楽、白石市消防団による伝統梯子乗り、白石居合道会と仙台藩士会玄武隊による居合披露、大鷹沢子ども太鼓の会による景綱囃子(かげつなばやし)、さらには奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊の演武などたくさんのイベントが行われ、県内外から約8,000人の観光客が訪れました。
さらに白石市内中心部にあるスマiル広場でも別のステージイベントが行われていたようです。
メインイベント「大阪夏の陣 道明寺の戦い」
メインイベント「大阪夏の陣 道明寺の戦い」は、1615年に起こった「大坂夏の陣」で実際にあった戦いの一つ。
この戦いに白石片倉家二代目当主である片倉小十郎重長が伊達軍の先鋒として出陣。後藤又兵衛(ごとう またべえ)、薄田兼相(すすきだ かねすけ)らを破り「鬼小十郎」の名を天下に知らしめました。
その折に、後発隊として片倉隊と一戦を交えた真田幸村は、敵将である重長を知勇兼備の将と見込み、娘・阿梅(おうめ)を託したという逸話が残っており、鬼小十郎まつりではこの真田幸村との一連のやりとりを再現しています。
ちなみに白石市内にはこの逸話を裏付ける証拠となる史跡がいくつか残っています。
鬼小十郎まつり<Information>
- 名 称:第17回鬼小十郎まつり
- 日 程:2024年10月5日(土)
- 開催場所:白石城本丸広場ほか
- 公式URL:http://onikojuro.jp/