
【後編】買っても後悔しない「美味しいリンゴ」の見分け方を地元民が伝授!
スーパーでりんごを買ったのに、家で食べてみたら「思ったより柔らかい…」「味がぼんやりしてる…」なんて経験、ありませんか?見た目は同じように見えても、食感も甘さも個体差があるのがりんご。とくに“シャキシャキ系”が好きな人にとっては、外れを引いてしまうとがっかりしますよね。でも実は、ちょっとした見分け方を覚えておくだけで外れにくくなります。
「【前編】りんごだけで約50種!?地元青森県民が食感で選ぶ良いりんごを厳選紹介!」に引き続き、本記事では買う前に確認できる“リンゴ選びの失敗しないポイント”を紹介していきます。
「おいしいりんご」の外見的特徴

まずは、買う前にチェックできる“見た目のポイント”。青森のりんご農家さんに教えてもらった中でも、シンプルだけど大事なコツです。難しい知識がなくても、スーパーで2〜3秒見れば判断できます。
ツヤがあるものほど鮮度が良い
りんごの表面に自然なツヤがあるものは、鮮度が良く水分もしっかり保たれています。逆に、カサっとしたものは時間が経っている可能性が高いです。ただし、品種によってツヤの出方には差があるので“全体的にしんなりしていないか”を見る感覚が大切。
軽いより“ズッシリ重い”を選ぶ
同じ大きさなら重いほうが中身ぎっしりでおいしいことが多いです。水分も糖分も詰まっている証拠。手に持って比べられる状況なら、サッと持ってみるだけでも違いが分かります。
色づきは品種ごとに違うけど“ムラが少ない”ものが◎
赤りんごは“しっかり色がついているもの”が基本。黄色りんご(王林やシナノゴールド)は、ほんのり黄緑→黄のグラデーションが自然。全体的に色ムラが少なく、下の方まできれいに色が回っているりんごは、味が安定していることが多いです。
香りでわかる食べ頃

りんごは「見た目だけでは分からない部分」が多い果物。そこで頼りになるのが“香り”。青森の農家さんも「香りは味と熟度のサイン」とよく言います。
香りがふわっと出ている=熟度が進んでいる
りんごに鼻を近づけたとき、ふわっと香りがするものは熟度がちょうどいい状態。収穫して時間が経ち、水分が抜けてきたものは、香りが弱くなる傾向があります。しっかり香るものほど、ジューシーで満足感があります。
甘い香りは“蜜”のサインにも
蜜入りりんごは、熟度が進んで甘みが強くなったもの。蜜が見えなくても、甘い香りがしっかりするものは“蜜が期待できるタイプです。ただし、香りは品種による差も大きいので、王林(香りが強いタイプ)は香りが目立つ、シナノスイートは控えめ、などの違いも覚えておくと迷わなくなります。
触ったときのポイント

買う前に手に取れる状況なら、“触ってみる”のも大事なチェックポイント。触感は鮮度を確かめるのにかなり有効です。
皮がピンと張っている
りんごの皮がピンと張り、表面にハリがあるものは鮮度が良く、水分と糖分がしっかり詰まっています。逆に、皮が少し“しわっぽい”ものは、時間が経って水分が抜け気味のサイン。
ぶよっと柔らかいところがない
りんごの表面に“柔らかい箇所がある”場合、それは内部が傷んでいることが多いです。輸送の際にりんご同士で押し合って付いた傷だったり、何らかの原因で傷んでいることがほとんど。指で軽く押して違和感のあるものは避けたほうが無難です。
切ってみないとわからない?蜜入りの見分け方

「蜜入りりんごが食べたいけど、切るまでわからない…」
そう思っている人に伝えたいのは、外見からでも“蜜入りっぽさ”を判断できるヒントがあるということ。あくまで目安ですが、経験的にもわりと当たります。
お尻(底)の部分が黄色っぽい
サンふじを中心に、蜜が入りやすい熟度になると底(お尻の部分)が黄色っぽく色づくことが多いです。真っ赤でも底がうっすら緑ならまだ若く、黄色っぽいほど甘みや蜜を期待できます。
軸周りが少しへこんでいるもの
りんごの軸(ヘタ)周りがややへこんでいるのは、熟度が進んでいるサインです。蜜が入ると内部の水分や糖の移動が起こり、軸まわりに変化が出ることがあります。こちらも100%ではないですが、選ぶときの判断材料にしてみてくださいね。
品種ごとの注意点(同じ見た目でも当たり外れが違う)
サンふじは“重さ”と“ツヤ”

青森県民的に「蜜=サンふじ」というくらい相性のいい品種。とくに青森県産のサンふじは蜜が入りやすいので、次のポイントもチェックしてみてください。
- 底が黄色っぽい
- 軸周りがわずかにへこんでいる
- ずっしり重い
これらがそろっていれば、蜜が入っている可能性はかなり高いでしょう。
シナノゴールドは“香り”

シナノゴールドは「蜜が欲しい!」というより、シャキッと爽やかを楽しむ品種。
蜜はそこまで期待しない方が良いですが、
- 甘い香りが出ている
- 皮にツヤがある
この2点はおいしい証拠としてチェックしたいところ。
王林は“香りの強さ”

青リンゴの王様とも呼ばれる王林。蜜は期待できませんが、噛んだ後の甘さと香りが抜群です。
- 表面の黄みが濃いもの
- 軽すぎず、重みのあるもの
これらを目安に選ぶと、外れにくい王林を選べます。
まとめ
おいしいりんご選びは「運」ではなく、ちょっとしたポイントを覚えれば当たりを引きやすくなります。そして“蜜入りりんご”は、奇跡でも偶然でもなく、見た目や香りのサインを見抜けば狙える存在です。品種ごとの見極めポイントも覚えて、今年のリンゴ選びに活かしてみてくださいね。















