アンパンマンの門松

仙台初売りがヤバイ!正月2日は仙台で豪華福袋をゲットしよう!

仙台のお正月と言ったら、何と言っても初売り!

今や日本全国で行われている初売りですが、その元祖は江戸時代仙台藩で行われていた商行事なのです!

そんな仙台初売りが、日本で一番豪華な初売りだって知っていますか?

今回は仙台初売りが、どのように豪華なのか、どうして豪華なのかをお伝えします!

仙台初売りのヤバイ商品とは!

仙台初売りの豪華さの象徴は、各百貨店の福袋にあります。

仙台の百貨店といえば、仙台三越、藤崎、エスパル、パルコ、アエルなどたくさんありますが、各百貨店には毎年1000人を超える行列ができるほど!

そのお目当ては何と言っても福袋でしょう。
これらの百貨店では「1万円で5万円分の商品が入っている」ような通常の福袋だけでなく、楽天の応援福袋やうみの杜水族館に宿泊できるチケット付福袋など仙台ならではの福袋や、平屋住宅がもらえる福袋なんてものも販売されています!

2017年に仙台三越で販売された最高額の福袋は「赤サンゴ108個をつなげた念珠用商品」で、その価格はなんと2億円!

そんな日本一豪華な仙台初売りの中でも、もっとも人気と言われているのがお茶の井ヶ田の茶箱です。

茶箱が人気!お茶の井ヶ田で豪華景品をもらおう!

JR仙台駅から歩いて10分。
商店街の中ほどにあるお茶の井ヶ田には、店舗が閉まっている元旦の夕方ごろからもの凄い列が形成されています。

その目的は、茶箱です。
お茶の井ヶ田の茶箱は、福袋と違って5000円以上買い物した先着100名にプレゼントされる景品です。
茶箱は、大箱、中箱、小箱とランク付けされており、大箱は先着3名のみがもらえる特別なもの。
この大箱は、元旦や場合によっては大晦日や12月30日から並ぶというツワモノもいるほど人気なのです!

東北の寒空の中、2日以上も外で過ごすのは体調的にも非常に辛いので、もしチャレンジされる方がいるのなら防寒対策だけはきっちりとしておきましょうね!

気になるその中身ですが、毎年モノは異なるものの、小箱であっても価格1万円超えは確実!

大箱ともなると、TVが入っていたという年もあるくらいなのですから!
そんな景品が無料で配られるなんて、驚くべき大盤振る舞いです。

しかし、このような豪華な景品はどうして他県では振舞われないのでしょうか?
実はそれには法律的に深い訳があるのです!

仙台初売りは景品法違反!?豪華景品が無料でもらえる理由とは!

実は、このような高額の景品を配布するのは、景品表示法で禁止されている行為です。
そのため、他県では行うことが禁止されているのです。

では、どうして仙台のみが認められているのでしょうか?

その理由は、仙台初売りが伝統行事だからです。

伊達政宗の父輝宗が息子に送ったと言われる文献中に、“城下の人に米や塩を届けさせた「買い初め」”という言葉があり、この頃には初売りが行われていたという説もあります。

また、嘉永2年(1849年)に書かれた『仙臺年中行事大意』には、「賣初賣買(うりそめばいかい)」「早朝から閉まっている店をたたき起し、買う。値段の高い安いにかかわらず、買う人に景品を出すのが習わし」と書かれており、幕末には伝統行事として愛されていたことが証明されています。

このような背景もあり、公正取引委員会は仙台初売りを伝統行事として、旧仙台藩領内において3日以内に限り、特例として豪華景品を配布する行為を認めています。
ちなみに、「仙台初売り」を4日間以上開催している商店があったとしても、4日目以降は普通の安売りしか行っていませんので注意しましょう。

また、仙台初売りはあくまで正月2日から!
元旦にお店が開いていたとしても、仙台初売りではなく通常営業なので、1日は初売りのために体力を蓄える日にしておきましょうね!

INFORMATION

名称お茶の井ヶ田 一番町本店
所在地宮城県仙台市青葉区一番町3丁目8−11
電話番号022-261-1351
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