
東北地方には、地域ごとに独自の郷土玩具や縁起物が数多く存在します。それらは単なる土産品ではなく、その土地の歴史や信仰、生活文化と深く結びついた存在です。
本ページでは、東北各地に伝わる代表的な郷土玩具や縁起物を種類別に整理し、それぞれの特徴や歴史とともに紹介します。
仙台の縁起物「松川だるま」
鮮やかな群青色に、初めから両目が描かれている仙台の「松川だるま」。なぜ青いのか、見開いた両目にはどんな意味があるのか。
仙台で親しまれてきた縁起物の特徴と、その由来にまつわる言い伝えを紹介します。
柳津発祥の会津名物「赤べこ」
首をゆらゆらと揺らす「赤べこ」は会津を代表する郷土玩具。柳津に伝わる牛の伝説や、厄除けの縁起物として込められた願いをたどります。
絵付けの見どころに加え、赤べこをプラモデルにした「べこぷら」の組み立てレポートも紹介します。
東北各地に点在する「日本三大駒」
青森県八戸市の「八幡馬」、宮城県仙台市の「木下駒」、福島県郡山市の高柴デコ屋敷で作られる「三春駒」。
日本三大駒と呼ばれる3つの木馬には、馬産地の歴史や献上馬の飾り、坂上田村麻呂の伝説など、それぞれ異なる背景があります。姿や絵付けの違いにも注目しながら、各地で受け継がれてきた木馬を見ていきます。
「三春駒」発祥の地でもある郷土玩具の里「高柴デコ屋敷」
福島県郡山市の「高柴デコ屋敷」は、かつて三春藩の領内だった郷土玩具の里です。
三春駒が生まれたこの集落では、今も4軒の工房が張り子の干支や人形、お面など、それぞれの手仕事を受け継いでいます。工房ごとの作風の違いや、狛犬の代わりに三春駒が出迎える神社など、里を歩いて出会える見どころを紹介します。
飯坂温泉・高畠天満宮の鷽鳥(うそどり)
福島市飯坂町の西根神社にある天満宮では、「うそかえ祭」で木彫りの「鷽鳥(うそどり)」を授かることができます。災いを「うそ」に替え、良いことが訪れるよう願うお守りです。
祭りの由来とともに、鷽鳥を求めて参拝者が列をつくる当日の様子を紹介します。
米沢の伝統工芸「笹野一刀彫」の代表作「お鷹ぽっぽ」
くるりと反り返った羽が目を引く「お鷹ぽっぽ」は、山形県米沢市の木彫りの郷土玩具。
コシアブラの丸木を「サルキリ」と呼ばれる刃物で削る笹野一刀彫の代表作で、同じ技法でさまざまな動物や縁起物も作られてきました。お鷹ぽっぽの造形を入り口に、復刻された「古代ぽっぽ」にも触れます。
奥会津・三島町に伝わる「かしゃ猫」こけし
むき出しの牙とひげが目を引く、奥会津・三島町の「かしゃ猫こけし」。
その姿のもとになったのは、志津倉山の守り神になったとされる化け猫の伝説です。コシアブラの木から削り出す独特の造形と、子どもの魔除けとして作ったという土地の風習を紹介します。
各県に最低一系統は存在する東北の「伝統こけし」
木地師の手から生まれ、子どもの玩具や湯治客の土産として親しまれてきた「こけし」。
木地の色を生かした「南部こけし」や、頭を回すと音が鳴る「鳴子こけし」など、産地によって顔立ちや胴の形、絵付け、頭の取り付け方にも違いがあります。東北6県に伝わる12系統を、産地の歴史とともに紹介します。

























