東北ろっけん・おすすめの絶景ドライブコース!八甲田連峰・奥入瀬渓流・十和田湖の紅葉はこれからが見頃!国道103号(青森市~十和田湖)【青森県・秋田県】

国道103号は青森県青森市内を起点に、紅葉名所の山(八甲田連峰)、川(奥入瀬渓流)、湖(十和田湖)を経て、秋田県大館市を終点とする総延長141.6kmの一般国道です。

とくに青森市内から十和田湖までの約62kmの区間は「八甲田・十和田ゴールドライン」という愛称で呼ばれています。

今回は、間もなく紅葉最盛期を迎えるこの「八甲田・十和田ゴールドライン」のドライブ・レポートをお届けします(なお、記事中の価格は2026年9月29日時点での税込価格です)。


秋田県青森市~八甲田ロープウェイ駅

国道4号「NTT交差点」を右折したところが103号の起点(車内からの撮影は助手席のナビゲーターが行っています)
国道4号「NTT交差点」を右折したところが103号の起点(車内からの撮影は助手席のナビゲーターが行っています)

国道103号は国道4号「国道NTT交差点」から始まり、市内野尻付近で市街地を抜けて沿道の緑が増えてきます。

モヤヒルズの手前にある青森公立大学付近
モヤヒルズの手前にある青森公立大学付近

起点から15分ほどの雲谷(もや)地区に入るあたりから登り勾配となり、「リンクステーションヒルズ雲谷(モヤヒルズ)」辺りからは本格なアップヒル・ドライブです。

モヤヒルズ入口を過ぎると林が道路に迫り、さらに登り勾配がきつくなる
モヤヒルズ入口を過ぎると林が道路に迫り、さらに登り勾配がきつくなる

その先の岩木山展望所付近からはカーブが多く、登り勾配がさらにきつくなり、木々に覆われた山道を10分ほど走ると八甲田ロープウェイ・山麓駅に到着します。

萱野高原
萱野高原
岩木山展望所とロープウェイ山麓駅の中間にある萱野高原(下の写真は高原にある「ひょうたん茶屋」)
岩木山展望所とロープウェイ山麓駅の中間にある萱野高原(下の写真は高原にある「ひょうたん茶屋」)

ちょっと寄り道その1:岩木山展望所

岩木山展望所を示す木柱
岩木山展望所を示す木柱

起点から20分ほどのこの展望台では、20km以上離れた岩木山を眺望できます。

展望所に設置されていた「八甲田除雪隊の歌」の歌碑
展望所に設置されていた「八甲田除雪隊の歌」の歌碑

ただ、この日は雲が多かったため岩木山の姿は見えず、付近の紅葉もまだ色づいていませんでした。(9月29日時点)

岩木山展望所 <Information>

  • 名  称:岩木山展望所
  • 住  所:青森県青森市雲谷山吹

Google Map


ちょっと寄り道その2:八甲田ロープウェイ

八甲田ロープウェイ山麓駅への入り口
八甲田ロープウェイ山麓駅への入り口

ロープウェイからは八甲田連峰だけでなく、青森市街地とその先に広がる陸奥湾、津軽半島と下北半島、さらには岩木山などのパノラマを楽しめます。

紅葉真っただ中のロープウェイ 出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI
紅葉真っただ中のロープウェイ 出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI

筆者は山頂公園駅までロープウェイで往復する予定でしたが、この日は山頂公園駅付近が強風のため運休でした。ロープウェイからの紅葉はそろそろ見頃を迎えます。

八甲田ロープウェイ山麓駅は運休のため人影はまばら
八甲田ロープウェイ山麓駅は運休のため人影はまばら

ロープウェイは風速25m/s以上と荒天時は運休になります。公式サイトで運行状況を確認すると良いでしょう。

なお、所要時間は片道10分ほどで、料金は大人(中学生以上)片道1,550円(往復2,500円)、小人(小学生以上)450円(往復700円)、就学前児童は無料です。

八甲田ロープウェイ <Information>

  • 名  称:八甲田ロープウェイ・山麓駅
  • 住  所:青森県青森市荒川寒水沢1-12
  • 電話番号:017-738-0343
  • 営業時間:9:00~16:20(11月中旬~2月は15:40まで)
  • 定休日:年中無休、ただし強風(風速25m/s以上)や悪天候の場合は運休
  • 公式URL:八甲田ロープウェイ 公式サイト

Google Map


八甲田ロープウェイ・山麓駅~酸ヶ湯温泉

間もなく国道394号との合流ポイント
間もなく国道394号との合流ポイント

山麓駅から酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)までの5.5km(約10分)は、ゆるい登りの快適なドライブコースで、道路両側には色づき始めた紅葉が現れ始めていました。

紅葉が色づき始めている酸ヶ湯温泉付近
紅葉が色づき始めている酸ヶ湯温泉付近

国道102号はホテル城ヶ倉(じょうがくら)付近で、弘前市とむつ市を繋ぐ国道394号と合流し、その先しばらく重複区間となり標高約900mの酸ヶ湯温泉に到着します。

ちょっと寄り道その3:紅葉名所中の名所!城ヶ倉大橋

駐車場から見る城ヶ倉大橋
駐車場から見る城ヶ倉大橋

酸ヶ湯温泉に着く前に、国道394号に入ってすぐにある超有名紅葉スポットの「城ヶ倉大橋」を訪れ、紅葉の進み具合を確認しました。

城ヶ倉大橋の上から見た駐車場付近もまだ紅葉は進んでいない
城ヶ倉大橋の上から見た駐車場付近もまだ紅葉は進んでいない

橋のたもとの駐車場からの眺望が素晴らしかったですが、まだ色づいておらず、例年通り10月中旬~下旬にかけてが紅葉のピークと思われます。

城ヶ倉大橋 <Information>

  • 名  称:城ヶ倉大橋
  • 住  所:青森県青森市荒川寒水沢

Google Map


ちょっと寄り道その4:豪雪地帯の温泉「酸ヶ湯温泉」

酸ヶ湯温泉のフロント、売店、食事処、左側には宿泊棟が建ち並ぶ
酸ヶ湯温泉のフロント、売店、食事処、左側には宿泊棟が建ち並ぶ

古くから湯治場として親しまれている酸ヶ湯は1954年(昭和29年)に「国民保養温泉地第1号」に指定され、160畳の広さの総ヒバ造り混浴大浴場「ヒバ千人風呂」が有名です。

Information

宿泊だけでなく、大人1,000円・小学生500円(2026年12月1日から料金変更予定)で日帰り入浴も楽しめます。

駐車場から見える「湯治棟」は歴史が感じられるたたずまい
駐車場から見える「湯治棟」は歴史が感じられるたたずまい

強酸性の硫黄泉(pH 1.5〜2.0)で肌への刺激が強く、「療養に適した温泉」(療養泉)として効能が認められています。

青森のB級グルメ「生姜みそおでん」

おみやげ売店の店外カウンター
おみやげ売店の店外カウンター

また、玄関横にある「おみやげ売店」で、生姜みそおでん(大根、こんにゃく、練り物)を220円からテイクアウトできます。

220円のセット
220円のセット

すりおろし生姜(しょうが)入りの甘い味噌だれがかけられた「生姜みそおでん」は、生姜の効果で体の中から温まるおでんです。

おみやげ売店メニュー。店内からも購入可能
おみやげ売店メニュー。店内からも購入可能

この生姜みそおでんは、青函連絡船の乗客の体を温めるとして青森駅近くの屋台が始め、今では青森のB級グルメとして定着しました。

そば処鬼面庵は外での立ち食いもできる
そば処鬼面庵は外での立ち食いもできる

また、温泉の食事処「そば処鬼面庵(きめんあん)」では、ランチタイムに「酸ヶ湯源泉卵そば」や「山菜そば」などを提供しています。

酸ヶ湯温泉 <Information>

  • 名  称:酸ヶ湯温泉旅館
  • 住  所:青森県青森市荒川南荒川山国有林酸ヶ湯沢
  • 電話番号:017-738-6400
  • 営業時間:宿泊・チェックイン 15:00~22:00、チェックアウト 翌10:00
  • 営業時間:日帰り入浴・9:00~17:00
  • 営業時間:おみやげ売店 7:00~20:00
  • 営業時間:そば処鬼面庵 10:00~16:30(L.O.16:15
  • 定休日:なし(館内整備等による臨時休業あり)
  • 公式URL:酸ヶ湯 公式サイト

Google Map


酸ヶ湯温泉~奥入瀬渓流ホテル

快適なドライブが楽しめる睡蓮沼付近の国道103号
快適なドライブが楽しめる睡蓮沼付近の国道103号

酸ヶ湯温泉から谷地温泉入口までの約9kmは、春に「雪の回廊」が出現する傘松峠や、地獄沼に睡蓮沼(すいれんぬま)などの景勝地をめぐりながら快適なドライブを楽しめる区間です。

「八甲田ブナ二次林」のブナのトンネル
「八甲田ブナ二次林」のブナのトンネル

谷地温泉入口付近で重複していた国道394号線と分かれ、伐採された後に再生したブナが道路の左右に林立する「八甲田ブナ二次林」に入ると神秘的なブナのトンネルが現れます。

奥入瀬川と並走する国道103号
奥入瀬川と並走する国道103号

その後は蔦川(つたがわ)沿いを20分ほど南下し、同川と奥入瀬川(おいらせがわ)との合流点付近で国道102号と重複すると「奥入瀬渓流ホテル」が見えてきます。

星野リゾート「奥入瀬渓流ホテル」

落ち着いた佇まいの奥入瀬渓流ホテル
落ち着いた佇まいの奥入瀬渓流ホテル

酸ヶ湯温泉からは30分ほど(約20km)で、十和田湖からも25分ほどの奥入瀬渓流で唯一の高級リゾートホテルです。

奥入瀬渓流や八甲田山の四季の自然を楽しむアクティビティが豊富に用意されていて、温泉や渓流美を楽しむベースとして人気があります。

奥入瀬渓流ホテル <Information>

  • 名  称:星のリゾート 奥入瀬渓流ホテル
  • 住  所:青森県十和田市奥瀬栃久保231
  • 電話番号:050-3134-8094
  • 宿泊:チェックイン 15:00、チェックアウト 翌12:00
  • 定休日:なし(施設メンテナンス日は休館)
  • 冬季休館:11月下旬頃から翌年4月中旬頃まで
  • 公式URL:奥入瀬渓流ホテル 公式サイト

Google Map


奥入瀬渓流ホテル~奥入瀬渓流~子の口

紅葉の奥入瀬渓流 出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI
紅葉の奥入瀬渓流 出典:青森県観光情報サイト Amazing AOMORI

十和田湖・子の口(ねのくち)から流れ出た奥入瀬川の、焼山(奥入瀬渓流ホテル付近)までの約14kmが「奥入瀬渓流」と呼ばれ、渓流沿いに遊歩道が整備され、流れや岩や滝などの景勝を散策できます。

国道から渓流沿いの遊歩道に下りる階段(石ヶ戸休憩所)
国道から渓流沿いの遊歩道に下りる階段(石ヶ戸休憩所)
遊歩道からの奥入瀬渓流、水は透明で川底がはっきり見える
遊歩道からの奥入瀬渓流、水は透明で川底がはっきり見える

ただこの区間の国道103(102)号は、渓流に数多く点在する観光スポットに駐車スペースが少ないのがドライブ時の難点です。

道路の近くに渓流が流れているが、駐車スペースは少ない
道路の近くに渓流が流れているが、駐車スペースは少ない

そのなかで、奥入瀬渓流ホテルから10分ほどの石ケ戸(いしげと)休憩所には貴重な駐車スペースがあり、車を降りて渓流を身近に眺めることができます。

休憩所近くにあるカツラの木に支えられた一枚岩が「石ヶ戸」の由来とされている
休憩所近くにあるカツラの木に支えられた一枚岩が「石ヶ戸」の由来とされている

ちょっと寄り道その3:石ヶ戸休憩所

奥入瀬渓流で唯一の売店では軽食も提供されている
奥入瀬渓流で唯一の売店では軽食も提供されている
観光案内所にはきれいなトイレがある
観光案内所にはきれいなトイレがある

休憩所付近の国道の路側帯に、ロープで区画が設定された縦列駐車可能なスペース(約50台)があり、無料で利用できます。

休憩所前の左右の路側帯に区画を示すロープが張られていて、縦列駐車できる
休憩所前の左右の路側帯に区画を示すロープが張られていて、縦列駐車できる

ただし土・日・祝日はかなり混み、筆者が訪れた平日(火)の14時頃でもほぼ満車の状態でした。

紅葉シーズンはさらに混み合う事が予想され、確実に駐車するには早朝がおすすめです。

石ヶ戸休憩所 <Information>

  • 名  称:石ヶ戸(いしげと)休憩所
  • 住  所:青森県十和田市奥瀬1-12
  • 電話番号:0176-74-2355
  • 営業時間:8:30~16:30
  • 定休日:年末年始(12月31日~1月1日)
  • 公式URL:十和田湖ふるさと活性化公社 公式サイト

Google Map


十和田湖畔・子ノ口~十和田湖畔・休屋

子ノ口側から見る十和田湖
子ノ口側から見る十和田湖

石ヶ戸休憩所からは約15分ほどで十和田湖東岸にある子ノ口に到着、その後反時計回りに北岸の展望台などを紹介しながら、南岸の休屋(やすみや)の飲食店街で旬を迎えるヒメマス料理を味わう予定でした。

休屋地区には飲食店が集中しているが、閉店時間が早い
休屋地区には飲食店が集中しているが、閉店時間が早い

しかし、子ノ口到着が少し遅くなり飲食店の閉店時間が迫っていたため、南側から最短距離で十和田湖畔・休屋に向かいました。

十和田湖のヒメマス料理

ヒメマスの塩焼き
ヒメマスの塩焼き 参考画像

ヒメマスはサケ科の淡水魚で、クセがなく上品な甘みが感じられる脂ののったピンクの身で、刺身や塩焼き、ムニエルなどにして美味しい魚です。

1軒だけ営業していた「とちの茶屋」
1軒だけ営業していた「とちの茶屋」

筆者は休屋地区に15時少し前に到着したものの、多くのお店はすでに閉店しており、開いていたお店も営業終了とのことで、1軒だけ営業していましたが、ヒメマスは売り切れとのことでした。

「とちの茶屋」の店頭にあったメニュー表では、ひめます料理は全て「完売」だった
「とちの茶屋」の店頭にあったメニュー表では、ひめます料理は全て「完売」だった

十和田湖でヒメマスを確実に味わうには、ランチタイムの早い時間帯に飲食店に入ることをおすすめします。


十和田湖畔・休屋~道の駅 十和田湖

道の駅 十和田湖の食堂の調理場はまだ明るく店員さんもいたが、販売していたのはおにぎりやパンだけだった
道の駅 十和田湖の食堂の調理場はまだ明るく店員さんもいたが、販売していたのはおにぎりやパンだけだった

ヒメマス料理を諦めきれず10分ほどかけて、「ひめます天丼」がメニューにある「道の駅 十和田湖」を訪ねましたが、食堂は15時で終了していました。

道の駅正面玄関前に立つ、十和田湖でヒメマスの養殖に成功した和井内貞行と妻カツの像(ヒメマスを味わえなくてごめんなさい)
道の駅正面玄関前に立つ、十和田湖でヒメマスの養殖に成功した和井内貞行と妻カツの像(ヒメマスを味わえなくてごめんなさい)

仕方なく道の駅でしばし休憩した後、発荷峠(はっかとうげ)を越えて帰路についたのでした。

ちょっと寄り道その4:道の駅 十和田湖

「道の駅 十和田湖」の駐車場前はすぐ十和田湖畔
「道の駅 十和田湖」の駐車場前はすぐ十和田湖畔

2024年10月オープンの道の駅で愛称は「ひめますの郷・和井内」、併設の「十和田湖ひめますの郷展示室」では十和田湖の成り立ちや、ひめます養殖を成功させた和井内貞行に関する資料が展示されています。

売店には道の駅限定ワインなどのお土産品がたくさん、フードコートでは十和田湖を眺めながら食事ができる
売店には道の駅限定ワインなどのお土産品がたくさん、フードコートでは十和田湖を眺めながら食事ができる

十和田湖の名産品が販売されているほか、「ひめます天丼」や「こさかまちかつらーめん」などのグルメや、ヨーグルト風味で湖のように青い「レイクブルーソフトクリーム」が人気です。

道の駅 十和田湖 <Information>

Google Map


まとめ

冬期の国道103号は、青森市内から酸ヶ湯温泉までは通行できますが、酸ヶ湯温泉から十和田湖谷地までの約8kmは通行止めになります。

11月下旬にドライブを計画している場合、国道103号の冬期通行止め情報を調べてから訪れると良いでしょう。

国道103号(青森市~十和田湖) ドライブマップ

  1. NTT青森支店前
  2. 萱野高原
  3. 岩木山展望所
  4. 八甲田ロープウェー 山麓駅
  5. 城ヶ倉大橋
  6. 酸ヶ湯温泉旅館
  7. 奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート
  8. 石ヶ戸(いしげど)休憩所
  9. 食事処 とちの茶屋
  10. 道の駅 十和田湖

Google Map

Information

グーグルマップ上での表記になりますが直線距離で85km、乗り降りせず、車を走らせるだけだと2時間18分ほどになります。


NEFTの記事づくりを応援してください!

NEFTでは東北各地の歴史・文化・観光情報等を取材し記事として発信しています。

この記事を楽しんでいただけましたら、今後の取材や記事制作、サイト運営へのご支援を検討いただけますと幸いです。

※「チップ」をクリックすると外部サービス「codoc」のチップ送付画面が開きます。

その他の記事