おうしゅうたろうの鉄瓶

おうしゅうたろうが南部鉄器に!1848年創業の及富がスキレットと鉄瓶を製作【岩手県奥州市】

岩手県奥州市の公式マスコットキャラクター「おうしゅうたろう」が南部鉄器になりました。

製作したのは、同市水沢羽田町にある1848年創業の南部鉄器メーカー「及富(おいとみ)」。おうしゅうたろうの顔をかたどったスキレットと、鉄瓶にしがみつく姿を再現した鉄瓶の2種類が発表されています。

奥州市出身の漫画家・吉田戦車氏が描く独特の世界観と、地元に受け継がれる南部鉄器の技術が出合った、遊び心のある作品をご紹介します。


奥州市を調査しに来た宇宙人「おうしゅうたろう」

奥州市公式マスコットキャラクター「おうしゅうたろう」©奥州市
奥州市公式マスコットキャラクター「おうしゅうたろう」©奥州市

「おうしゅうたろう」は、2024年に登場した奥州市の公式マスコットキャラクター。コンセプトは「奥州市を調査しにきた宇宙人」で、好きな食べ物は奥州市産ひとめぼれ、口癖は「~ビン」です。

奥州市の魅力をもっと多くの人に届けようと、市役所の若手職員を中心にアイデアを出し合い、それをもとに吉田戦車氏がデザインしました。

SNSなどで奥州市の調査結果を報告しているほか、2026年9月には着ぐるみも製作され、各地で活躍しているようです。


顔がそのままスキレットに!頭の「O」にもひと工夫

おうしゅうたろうの顔をデザインしたスキレット
おうしゅうたろうの顔をデザインしたスキレット

スキレットは、おうしゅうたろうの顔をデザインしたもの。丸みのある顔の輪郭や耳、頭の「O」まで、鉄器の形に取り入れられています。

サイズは直径18cm、持ち手を含む全長36cm、深さ4.5cmです。

スキレットのもとになった顔のイラスト©奥州市
スキレットのもとになった顔のイラスト©奥州市

製作のきっかけは、おうしゅうたろうの顔を見ているうちに、だんだんスキレットに見えてきたことだったそう…ファンが思わず笑ってしまうような、楽しい鉄器を目指して試作を進めたといいます。

キャラクターの世界観やシュールさと、道具としての使いやすさを両立させるため、頭の「O」の部分をフックに掛けるというアイデアも生まれました。

2026年10月6日の発表では、スキレットの販売価格は税込22,000円、販売方法は受注生産を予定するとしています。受注開始日や具体的な注文方法は、今回確認した公式情報では確認できませんでした。


イラストの世界から飛び出したような鉄瓶

鉄瓶にしがみつくおうしゅうたろうを再現
鉄瓶にしがみつくおうしゅうたろうを再現

もうひとつの作品は、鉄瓶に乗るおうしゅうたろうのイラストを立体化した鉄瓶。

脚のような形をした五徳の上に鉄瓶が載り、その鉄瓶におうしゅうたろうがしがみついています。元のイラストと見比べると、そのユニークな姿が鉄器で再現されていることが分かります。

鉄瓶のもとになったイラスト©奥州市
鉄瓶のもとになったイラスト©奥州市

及富によると、躍動感のあるイラストに創作意欲を刺激され、実物にしたいと考えたとのこと。イラストにできる限り近づけるため、形状の調整には苦労したそうです。

おうしゅうたろうは磁石で取り付けられており、取り外すこともできます。鉄という素材の特徴を、キャラクターの表現に生かした仕掛けです。

五徳と鉄瓶を組み合わせたサイズは、高さ24cm、縦・横ともに24cm。こちらの鉄瓶に販売予定はなく、プレスリリースでは及富店舗と奥州市役所1階のおうしゅうたろう展示コーナーでの展示が案内されています。


1848年創業の及富が形にした、奥州市ならではのコラボ

岩手県奥州市水沢羽田町にある及富
岩手県奥州市水沢羽田町にある及富

及富は、1848年創業の南部鉄器メーカー。2021年には、鉄瓶「スワローポット 0.6L」がグッドデザイン賞を受賞するなど、伝統の技術を生かしたものづくりを続けています。

及富の工房風景
及富の工房風景

今回の作品には、地元のキャラクターをきっかけに南部鉄器の楽しさを伝える、職人の工夫が詰まっています。長く受け継がれてきた鉄器づくりの技術が、おうしゅうたろうの不思議な世界を形にしました。

スキレットは今後の販売案内が気になるところ。発表された製品の詳細や最新情報は、及富や奥州市の公式情報をご確認ください。

及富〈Information〉

※販売・展示に関する記述は2026年10月6日発表のプレスリリースをもとにしています。受注開始状況・展示の実施状況は2026年10月16日時点で確認できていません。


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