【福島県郡山市】開成山公園がリニューアル！ウォーキングにもランチにもおすすめ

加橋もと春
2025.01.17
最終更新日: 2024.12.3

1 開成山公園とは？
- 1.1 Information（開成山公園）
2 開成山公園リニューアルの狙いは「官民連携」
3 リニューアル・ポイント①グルメやショッピングを楽しめるスポットが出現
- 3.1 Information（FLATWHITE COFFEE FACTORY Lakeside in the park）
4 リニューアル・ポイント②駐車場・芝生広場・歩道がより整備された
5 リニューアル・ポイント③BBQを楽しめるエリアが出現
- 5.1 Information（開成山BBQ GARDEN）
6 過ごし方はあなた次第！開成山公園を楽しんで

福島県郡山市で明治時代から、市民の憩いの場として、人々のにぎわいを生んできた開成山公園。郡山市で最も有名な公園と言っても過言ではないでしょう。その開成山公園が、2024年に大幅リニューアル！商業施設が入ったり、キレイに整備されたりと、生まれ変わった姿がお披露目されました。

パワーアップした開成山公園の、リニューアルポイントを紹介します。

開成山公園とは？

そもそも開成山公園がつくられたきっかけは？それには、道路向かいにたたずむ「開成山大神宮」が深くかかわっています。

明治維新後、政府が主導してはじまった開拓事業により、郡山の土地は開かれ、安積疏水がひかれました。地道かつ終わりのないように感じる事業に挑む、開拓者の心のよりどころとなるようにと、伊勢神宮から分霊されたのが開成山大神宮です。そして、開成山大神宮を中心に、周囲を憩いの場所として整備したのが開成山公園のはじまりです。

開成山公園の一番のシンボルは、何といっても五十鈴湖（いすずこ）。名前に湖がついていますが、元は灌漑用のため池です。名前の由来は、伊勢神宮の前を流れる五十鈴川にちなんで命名されたそうです。五十鈴湖は開成山公園のほぼ中央に広がっており、公園がメインの東側エリアと、野球場や陸上競技場、プールなどが設置された西側エリアとを隔てています。春になると園内の桜が見事に咲き競い、県内でも有数のお花見スポットとしても有名です。

現在は姿を消していますが、明治37年には、五十鈴湖をぐるりと囲むように競馬場が設けられていました。福島県内馬を奨励する目的があったようです。競馬は大変人気がありましたが、昭和の時代となって徐々に衰退し、昭和31年に廃止されました。五十鈴湖に沿う形で設置されたかつての競馬場コースは、現在の遊歩道となっています。「そういえば何となく、カーブの具合が競馬場のコースっぽいな…」と、散策の際には思えるかもしれません。

Information（開成山公園）

所在地 :〒963-8851 福島県郡山市開成1丁目5
URL :https://www.kaiseizan-park.com/

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開成山公園リニューアルの狙いは「官民連携」

歴史ある開成山公園がリニューアルを行った理由は、郡山市が始めた「公募設置管理制度（Park－PFI）」と「指定管理者制度」によるものです。公園管理者である郡山市の財政負担を軽減すること、より魅力的で利便性の高い公園をつくることが、狙いです。

公募設置管理制度とは、公募によって選定された民間事業者が、収益を公園整備に還元することを条件に、公園のデザインを担当します。収益施設となる飲食店や売店などのテナントなどを設置できるので、行政だけでは叶えることが難しい、民間目線に寄り添った公園の実現が期待されているのです。

リニューアル・ポイント①グルメやショッピングを楽しめるスポットが出現

今回のリニューアルで多くの人が気になっているのが、飲食店などのテナントが入居した点でしょう。A棟・B棟に分けられたテナントスペースには、2024年11月1日時点で4つのテナントがオープンしていました。

FLATWHITE COFFEE FACTORY Lakeside in the park（カフェ）
cyaco g（ヘアサロン）
SPROUT Park店（花き・グリーン・雑貨販売）
MOGU CAFE（ハンバーガー）

公園内にあるからこそ、散歩ついでについつい寄りたくなるテナントばかりです。子どもがいる家庭では、大人たちで子どもたちの世話を交代しつつ、散髪やリフレッシュを楽しむ…なんて使い方もできそうですね。

飲食店は、テイクアウトもOK。店内でのんびりするもよし、公園内のお気に入りスポットでゆっくりとグルメを堪能するもよし。自分なりの楽しみ方を選択できます。

FLATWHITE COFFEE FACTORY Lakeside in the parkは、テラス席もおすすめです。五十鈴湖が風で波立つ様子や、対岸の木々が季節によって姿を変える様子が眺められます。お店には、豆の良さを実感できるコーヒーと、マフィン、エッグベネディクト、デリランチなど、おしゃれでおいしいフードがたくさん！池のほとりでコーヒーをすすりながらのんびり過ごせば、日常の喧騒から離れた特別な時間が満喫できるでしょう。

テナントにはまだ空きがあるため、新たなお店がオープンする可能性があります！今後の動向が見逃せません。

Information（FLATWHITE COFFEE FACTORY Lakeside in the park）

所在地 :〒963-8851　福島県郡山市開成1丁目5 開成山公園内
営業時間 : 平日/8:00～19:00　土日祝/7：30～19：00
TEL：024-983-5760
URL:https://flatwhite.jp/

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リニューアル・ポイント②駐車場・芝生広場・歩道がより整備された

今回のリニューアルに際して、開成山公園の設備が整備され、便利さが格段にアップしました。まずは駐車場。駐車場にゲートが設定され、2時間までが無料です。リニューアル前に比べて駐車場内は見通しがよくなっており、広々と感じられます。一番大きな西側駐車場から、テナント店舗もある芝生エリアの距離は大変近いので、ランチや買い物だけのために来ても、ストレスを感じないのではないでしょうか。

西側駐車場から北上すると、広い芝生広場が現れます。ずっと遠くまで見渡せる開放感バツグンのエリア。わんこの散歩や、ボール遊びなど、楽しむ方々の姿が多く見られました。手前のビッグルーフは、日差しや小雨程度ならカバーしてくれそうです。

また、公園内の歩道が整備されたのもリニューアルポイントの1つです。以前も歩道はありましたが、ところどころ砂利の箇所もありました。歩きやすさが格段にアップしています。ジョギングやウォーキングが快適になったのはもちろんのこと、ベビーカーや車いすでもストレスを感じないでしょう。

開成山公園の人気スポット「ラッキー公園」への移動もラクラクです！

リニューアル・ポイント③BBQを楽しめるエリアが出現

開成山公園に出現した「開成山BBQ GARDEN」は、手ぶらでBBQが楽しめるお店です。自宅やキャンプ場でBBQをするとなれば、食材の準備に加え、炭の準備や後片付けの必要が発生します。しかし開成山BBQ GARDENは、予約さえすれば、あとは身ひとつで行くだけ！公園内なので、ペット連れでも気兼ねなく飲食が楽しめます。

BBQのメインコースは、手軽な豚肉やチキンのコースや、贅沢に和牛を味わうコースまで、2024年11月時点では4つ用意されています。それぞれにアルコールもしくはノンアルコールの飲み放題ドリンクをプラスするシステムです。キッズコースや単品メニューも用意されています。