
津軽の伝統工芸が映える!模様カレンダー「こぎん刺し 模様採集」がいい感じ
こぎん刺しの情報発信や商品開発を手がけるkoginbank(こぎんバンク)が企画製作した2027年版「こぎん刺し 模様採集」は、津軽の伝統工芸「こぎん刺し」の模様を自宅やデスクで楽しめるカレンダーで、青森県内の3つの私設展示館が所蔵する「古作こぎん」の模様を12か月に渡って掲載しています。

「こぎん刺し」は寒さ対策と衣服の補強から発展した技術
こぎん刺しの模様には、見た目の装飾だけでなく衣服を暖かく丈夫にする役割がありました。
寒冷な津軽では綿花が採れず、木綿は高価なものでした。さらに1724年(享保9年)に出された「農家倹約分限令」では、農民の衣服にも制限が設けられ麻の労働着を身に着けることが求められました。
そこで麻布の衣服の保温性や強度を高めるために発展したのが「こぎん刺し」です。農村の女性たちは麻布に木綿糸で刺し子を施していました。藍染めの麻布に白い木綿糸を使い、縦の織り目を奇数で数えて刺すことで幾何学模様をつくるのが特徴です。
明治時代に木綿の使用が解禁され綿糸が手に入りやすくなるとこぎん刺しはさらに発展。しかし木綿の衣服そのものが広く流通するようになると、手間のかかるこぎん刺しの衣服は次第に使われなくなりました。
その後、美術評論家であり民藝運動の主唱者でもあった柳宗悦(やなぎむねよし)によってこぎんの美しさが広く紹介されるなど、日常の衣服として使われていたこぎんが工芸としても評価されるようになりました。
「古作こぎん」とは?
「古作こぎん」は、江戸時代後期から明治時代頃に津軽の農民が身に着けるためにつくられた「こぎん刺しの着物」などを指します。
布の目を数えながら刺された模様は、表と裏で異なる見え方になるのも特徴。カレンダーではその模様を実物大で月替わりに紹介しています。

3つの私設展示館とともに模様を記録する
制作に協力したのは
- 佐藤陽子こぎん展示館(青森県弘前市)
- ゆめみるこぎん館(青森県弘前市)
- 農閑工芸(大川亮)記念館(青森県弘前市)
の3館。

各館は個人の力によって支えられています。所蔵品の模様や技術に触れられる環境が将来も同じように続くとは限りません。
そうした地域の文化資源を記録するために年毎に制作を重ねているのがこのカレンダーで、2027年版からは、これまで3館がそれぞれ発行していたカレンダーをひとつの商品に統合しています。
図案付きの壁掛けタイプと、新登場の卓上タイプ
2027年版は、壁掛けと卓上の2種類から選択可能。どちらもモノクロ印刷で、月曜日はじまりの12か月カレンダーです。
壁掛けタイプには、掲載模様から選んだ図案1点が巻末に付属。模様を眺めるだけでなく、自分で刺して楽しむこともできます。
新たに加わった卓上タイプは、スタンドケース入り。机の上に置けるサイズながら、模様は実物大で掲載されています。こちらには図案は付属しません。

| 項目 | 壁掛けタイプ | 卓上タイプ |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 2,200円 | 1,320円 |
| サイズ | 13cm×26cm(タテ型見開き) | 15.5cm×10.5cm(ヨコ置き) |
| 仕様 | モノクロ印刷/月曜はじまり12か月 | モノクロ印刷/月曜はじまり12か月 |
| 図案 | 巻末に1点付属 | 付属なし |
| スタンドケース | — | 付属 |
2026年10月3日から販売開始
2027年版「こぎん刺し 模様採集」は、2026年10月3日(土)発売。
こぎん刺しが好きな人はもちろん、幾何学模様のデザインが気になる人にも注目してほしいカレンダーです。
商品概要・問い合わせ
- 商品名:2027年版カレンダー「こぎん刺し 模様採集」
- 発売日:2026年10月3日(土)
- 企画・製作:koginbank編集部(わさびクラフト株式会社)
- 発売・流通:株式会社クロベ
- 問い合わせ:0172-39-2600(株式会社クロベ)
- koginbank公式サイト
NEFTの記事づくりを応援してください!
NEFTでは東北各地の歴史・文化・観光情報等を取材し記事として発信しています。
この記事を楽しんでいただけましたら、今後の取材や記事制作、サイト運営へのご支援を検討いただけますと幸いです。
※「チップ」をクリックすると外部サービス「codoc」のチップ送付画面が開きます。














