
秋田・男鹿と福島・南相馬から、新たな酒文化へ。映画『イネとカゼ』が2027年2月公開
秋田県男鹿市の「稲とアガベ」、福島県南相馬市の「haccoba」、そしてフランス・パリの「WAKAZE」。それぞれの土地で新しい酒造りに挑む若き醸造家たちを追ったドキュメンタリー映画『イネとカゼ』の劇場公開が決定しました。
2027年2月27日(土)から東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。それに先駆け、2月20日(土)には秋田市のAL☆VEシアターで先行上映されます。
日本酒の伝統をどう受け継ぎ、どう変えていくのか。5年半にわたる撮影を通して、酒造りと地域の未来に向き合う人々の姿を描いた作品です。
若き醸造家たちの5年半を追った『イネとカゼ』
日本酒離れや市場の縮小、酒造りに関わる制度。『イネとカゼ』は、そうした課題に向き合いながら、新しい酒文化を切り拓こうとする造り手たちを見つめたヒューマンドキュメンタリーです。
醸造所を立ち上げ、技術を磨き、流通をつくる。作品では、現場に立って手を動かす若者たちの挑戦や葛藤、変化を5年半にわたって記録しています。
監督・撮影・編集を手がけたのは松本トラヴィス氏。秋田市に本社を置く株式会社アウトクロップが製作・配給を担当しています。
新しい酒文化「クラフトサケ」とは?
本作を理解するうえで知っておきたいのが、造り手たちが掲げる「クラフトサケ」という新しい酒文化。
プレスリリースで紹介されているクラフトサケブリュワリー協会の説明によると、クラフトサケは、日本酒(清酒)の製造技術をベースに、お米を原料としながら、従来の日本酒では法的に採用できない工程を取り入れた新しいジャンルのお酒です。
映画では、各地の造り手たちが議論を交わし、互いに刺激を受けながら、新たな酒文化を切り拓いていく姿を追っています。伝統の技術を受け継ぎながら、新たな可能性を探る。その挑戦を通して、作品は「伝統とは何か」という問いを投げかけます。
秋田・男鹿「稲とアガベ」と福島・南相馬「haccoba」の挑戦
秋田県男鹿市では、岡住修兵氏が旧駅舎を再生した醸造所を拠点に「稲とアガベ」を立ち上げました。映画では、日本酒特区の実現を目指し、酒造りの世界と地域に新しい風を呼び込もうとする姿が描かれます。
一方、福島県南相馬市小高区で「haccoba」を構えたのは佐藤太亮氏。原発事故の影響で一度人口がゼロになった地域で民家を改装し、醸造所を開きました。東北に伝わる伝統製法も取り入れながら、ジャンルの垣根を超えた自由な酒造りに取り組んでいます。
それぞれの土地で酒を醸すことと、地域の未来を考えること。映画では、その両方に向き合う造り手たちの歩みが映し出されます。

パリから日本酒を「世界酒」へ。「WAKAZE」の挑戦
映画が追うのは、東北での挑戦だけではありません。
日本酒ベンチャー「WAKAZE」を共同創業した今井翔也氏は、フランス・パリに醸造所を設立。日本酒を「世界酒」へと発展させることを目指し、異国の地で酒を醸し、文化をつくることに取り組みます。

秋田で先行上映、2027年2月27日から全国順次公開
今回の発表に合わせて、映画の特報も解禁されました。
全国公開は2027年2月27日(土)から。秋田市のAL☆VEシアターでは、その1週間前の2月20日(土)に先行上映が行われます。
男鹿、小高、そしてパリ。異なる土地で始まった挑戦が、どのようにつながっていくのか。お酒が好きな人はもちろん、東北の地域づくりや、伝統を受け継ぐ人々の姿に関心がある人にも気になる一作です。

※上映館・上映日などは今後の発表をご確認ください。公式サイトはプレスリリース発表時点で準備中です。
出典:【特報解禁】ドキュメンタリー映画『イネとカゼ』2027年2月27日よりユーロスペースほか全国順次公開決定!(PR TIMES)
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