7つの宿がある秋田の温泉郷「乳頭温泉」

七つの宿と、七つの湯

乳頭温泉は、秋田県の中腹、十和田湖・八幡平国立公園内に位置する秘境の温泉郷です。東京から秋田新幹線で田沢湖駅まで約3時間、田沢湖駅からは路線バスに乗って約45分で到着します。

乳頭温泉には、それぞれに特色のある温泉・温泉宿があり、具体的には、鶴の湯、妙乃湯、黒湯温泉、蟹場温泉、孫六温泉、大釜温泉、休暇村乳頭温泉郷の7つです。温泉組合加入宿にて1800円で売られている湯めぐり帖を使えば、これら7つの温泉の入浴が可能です。

これらの温泉間の湯めぐりをする場合は自家用車を利用するか、または、旅館組合が運行している湯めぐり号というワゴン車を利用することになります。
人気が高いのは鶴の湯温泉で、複数の内湯と露天風呂からなり、それぞれの湯で泉質は若干異なりますが、基本は乳白色の硫黄泉です。
最も有名な湯は、すすきの葉に囲まれた風情のある混浴露天風呂です。30人程度は入れるであろう池のような大きさのお風呂の底から新鮮な源泉がプクプクと沸いてきます。晴天であれば、夜には月や星をくっきりと見ることができて大変幻想的です。
また、鶴の湯は温泉だけでなく宿と料理も有名です。江戸時代の湯治宿が現在においてもそのままの形で保存されているので、当時の歴史を知る上での資料としても貴重です。

このため、日本人だけでなく外国人にもよく知られていて、特に人気の高い本陣の部屋は予約をとるのが極めて難しく、半年以上も宿泊を待たなければならないこともあります。

INFORMATION

名称乳頭温泉 鶴の湯
所在地〒014-1204 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
電話番号0187-46-2139
公式URLhttp://www.tsurunoyu.com/
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