【宮城】藤田喬平ガラス美術館は、松島で一番フォトジェニック!

藤田喬平ガラス美術館

日本三景松島。
雄大な景色はSNSでも大人気で、インスタグラムやツイッターには連日フォトジェニックな写真が並びます。
しかし、みんながみんな景色を撮ってしまうので、松島と言ったら「あぁあの景色ね!」と予想されてしまいます。

そこで、今回は一風変わった松島のフォトジェニックな写真を撮りたいあなたにオススメな美術館を紹介しましょう。
その名は「藤田喬平ガラス美術館」
そこでは、色とりどりのガラス工芸が、あなたを待っていますよ。

藤田喬平ガラス美術館とは

藤田喬平ガラス美術感は、宮城県で観光開発や温泉旅館を経営している一ノ坊が運営する美術館。
ガラス工芸家藤田喬平の作品を展示している他、美しい庭園が鑑賞できる茶室や日本三景として知られる松島湾を眺望できる展望露台が設置しています。

松島の眺望(雨)

松島の眺望。この日は天気が悪くて残念。

ミュージアムショップでは、美術館スタッフによってセレクトされた県内外で活躍するガラス工芸家の作品が展示販売されています。

美しく実用的なガラス作品だけでなく、

ネプチューンカブトムシ

ネプチューンカブトムシのガラス工芸

こんな一風変わった面白いガラス作品を見ることもできますよ。

藤田喬平の魅力は?どんなガラス作品を作ってきたの?

藤田喬平は日本を代表するガラス工芸家の一人です。
初めは東京美術学校で彫金を学んでいたのですが、途中でガラス工芸に転向します。

岩田工芸硝子に入社後、まもなくして独立。
和小物の飾り箱を、イタリアで学んだ色ガラスと金箔を混ぜることによってガラス作品として昇華し、日本の伝統的美意識をガラス工芸品の分野で花咲かせます。

飾筥(かざりばこ)

飾筥(かざりばこ)

この作品「飾筥(かざりばこ)」は特にヨーロッパにおいて、日本古来からある分野「琳派」としての格調高い装飾美から、現代のRimpaとして評価されています。

その後イタリアに渡った藤田喬平は、ヴェネツィア・ムラノ島にて新たな境地を開拓します。
それが、ヴェネツィアの伝統的なカンナ文様を極めた独特の花器「フジタのカンナ」です。

フジタのカンナ

フジタのカンナ

藤田喬平ガラス美術館では、これらの作品を時期ごとに展示室にまとめてあります。
是非ご堪能ください。

ガラス美術館の魅力解説

JR松島駅から徒歩20分弱。
ホテル一の坊に併設されるように存在するガラス美術館。
ホテルから直接入館することも可能ですが、オススメなのは入り口から入ること。

「ガラス美の世界」へ通じる道は、非日常への入り口。
高さ4m、左右合わせて約120本の松並木が立ち並ぶ「銀閣寺垣の道」は、まるで別世界へと続く道のよう。

入り口と銀閣寺垣の道

入り口と銀閣寺垣の道

70mの石畳を渡りきった頃には、日常を脱ぎ捨て、美しい非日常を体感する準備は万端です。
受付後に歩く青のホールもまた、異世界へと旅立つ意識を作り上げてくれます。

第一展示室は「飾筥」、第二展示室では「フジタのカンナ」をはじめとしたムラノ島での作品を鑑賞できるのですが、これらの作品は全て撮影可

美しい作品を心ゆくまでカメラに収めましょう!

第二展示室を抜けると、茶室へ続く渡り廊下があります。
茶室「花風庵」は第三展示室にもなっており、ガラスで作られた茶道具を干渉することも。

花風庵ではガラスの茶器が見れる。

花風庵ではガラスの茶器が見れる。

また、茶室の前にある展望露台ではガラスのチャペルが特徴的な水上庭園が眺望できます。
展望露台から見える庭園も茶室から見える松島の眺望も、ここでしか見られないフォトジェニックな景観ですので、オススメの撮影スポットです。

ガラス作品と風景を楽しんだ後は、ミュージアムショップでお土産選び。
体感した非日常を思い出す自分へのお土産を買うもよし、非日常をおすそ分けするための周りへのお土産を買うもよし、他人とは違った松島土産は喜ばれること間違いナシですよ!

INFORMATION

名称藤田喬平ガラス美術館
所在地〒981-0215 宮城県宮城郡松島町高城字浜1-4
電話番号022-353-3322
公式URLhttps://www.ichinobo.com/museum/index.html
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