牛タン焼き定食

仙台で有名なもののを3つ挙げたとき、必ず出てくると言っていいのが「伊達政宗」と「牛タン」です。
特に牛タンは、普通の焼肉屋でしか食べたことがない人が仙台で食べると、「人生観が変わるほど美味しい」と絶賛するほど。
昔は、観光できたお客さんばかりが食べていた印象がありましたが、最近ではお昼時になると仙台の会社員達が列をなすくらい浸透してきた牛タン。
今回は、仙台牛タンについて紹介していきます!

仙台牛と仙台牛タンは全然違う!?

仙台のブランド牛といえば仙台牛。
(社)日本食肉格付け協会が行う「枝肉取引規格」に基づいたランク付けで、肉質において最高ランクであるA-5、B-5ランクと評された肉のみが名乗ることを許された日本で唯一の超ブランド牛肉です。

「そんな牛肉の牛タンが食べられるなんて・・・!」

と期待に胸を膨らませてやってくる観光客の皆さんに残念なお知らせです。

 

 

 

 

 

 

 

仙台牛タンは、アメリカ産。

当たり前の話になりますが、超高級ブランド牛肉がランチで気軽に食べられるわけがありません。
しかも牛タンといえば、1頭につき1つしか取れない稀少部位。
仙台牛の牛タンが食べられるとしたら、超高級レストランや一見さんお断りの料亭くらいでしょう。

ではどうして仙台牛タンと呼ばれているのでしょうか。
実は牛タン焼きは仙台が発祥と言われているからです。

開発したのは一番町にある焼き鳥屋の主人。
牛の舌を使った牛タン焼きと、しっぽを使ったテールスープは、日本人の味覚に合うと全国的に有名になっていきました。
ちなみにこの方、山形県出身です。

牛タンの魅力

食材はアメリカ産だし、開発者は山形県民だし、どうにも締まらない牛タンですが、味に関しては天下一品です。
一般的な焼肉屋と比べると、どのお店も超厚切りで提供されるのが仙台牛タンの特徴。
食べ応えのある分厚い肉、なのに噛み切りやすく、コリコリとした歯触りは何度食べても病みつきです。
下味には塩の他にも醤油ダレや味噌で味付けたモノも定番ですが、私のオススメは何と言っても塩。
シンプルに塩で味付けられているのに、食材からあふれ出る旨みが口の中を伊達に盛り上げてくれます。

テールスープはテールスープで、骨ごと断ち切った牛の尻尾肉をじっくり煮込み、出汁を絞りきったパンチのある出来になっています。
搾り取られたテールも一緒にスープに盛られてくるのですが、口の中でホロホロとほぐれて癖になる味わいを醸し出してくれます。

書いててお腹がすいてきました。
そろそろお待ちかねの、牛タンの写真をご覧下さい。

牛タン焼き

このボリューム!
仙台牛タン焼きは、セットで頼むと大抵のお店で3枚ずつ盛られてきます。
一緒に付け合わせてくる漬け物は口の中をリセットするのに最適。
昔の人は、よくこの絶妙なセットを思いついたな、と感心してしまいます。

端に添えられているのは味噌南蛮(青唐辛子の味噌漬け)。
開発者が山形出身と言うだけ合って、大抵のお店が山形県産の青唐辛子を使用しています。
ちょっぴり辛いので、小さいお子さんは食べるときに注意して下さい!

主食は麦飯がメジャー。
米のご飯で食べたい場合は、牛タン丼を頼んでみましょう。
お店によっては、どんぶりでも麦飯を使用している場合もあるので、頼むときにはお店の人に確認するようにして下さい。

牛タンのその他のメニュー

牛タン焼き以外にも、さまざまなメニューがあります。
メジャーなもので言うと、シチューやカレー、つくね等。
タン刺しや牛タン寿司という食べ方も存在します。
こちらはアメリカ産ではなく仙台黒毛和牛を使用しているため、衛生面もしっかりしています(食べるときは自己責任ですが)。

お土産用としては、レトルトの牛タン焼きの他にも燻製があり、先日行われたジョジョ展でも牛タンの味噌漬けがコラボグッズとして販売されていました(現在は購入不可能)。

せっかく仙台に来たのなら、牛タン焼きだけでなく色々な牛タンの食べ方を味わってみてはいかがでしょうか?