青森を代表する観光名所

青森県立美術館は、2006年7月に開館した美術館で、地元の方からは「県美」と呼ばれています。三内丸山遺跡の隣に位置し、その建築デザインには遺跡の発掘現場から着想を得た要素がふんだんに盛り込まれています。

青森県立美術館
Photo by Photocon Japan – 青森県立美術館(2014) / Size-adapted.

地上2階、地下2階の建物で、発掘現場のように地面が幾何学的に大きく切り込まれ、その上を白く塗装された煉瓦で覆っています。地面や煉瓦には巨大な凹凸が作ってあり、煉瓦の中には「ホワイトキューブ」と呼ばれる真っ白な展示空間を、地面に作った凹凸による隙間には土が露出する「土」の展示室が作られています。土の壁は展覧会ごとに一部が壊され、また作られることから、パッチワークのような美しさが出てくることが期待されます。

それ以外のスペースにも展示室や創作ヤードを作り、全体が美術館として利用できるようになっています。撮影も可能な常設展示として、奈良美智によって制作された、建築と一体化された作品である「あおもり犬」があります。全長8.5mにも及ぶ大作で、青森県立美術館のシンボル的存在です。「あおもり犬」を目的に来館する方もいるほどです。地下2階には4層吹き抜けの巨大な「アレコホール」という展示室があり、シャガールの作品であるプーシキンの詩、ラフマニノフの音楽、レオニード・マシーンの振り付けによるバレエ「アレコ」の背景画3点(縦9m、横15m)を一度に見ることができます。

展示スペース以外にもシアターやコミュニティギャラリーが作られ、映像作品の鑑賞や県民の芸術活動にも対応できるようになっています。

収蔵作品は、棟方志功や寺山修司、奈良美智など青森県出身の芸術家の作品や、県外出身の芸術家の作品、海外作家ではピカソ、マティス、シャガールなどの作品があります。開館記念展ではシャガールの数々の作品を集めた展覧会が開催されました。棟方志功については常設の展示室が設けられ、版画以外にも油絵など、肉筆画も展示されています。

INFORMATION

名称 青森県立美術館
所在地 〒038-0021 青森県青森市安田字近野185
電話番号 017-783-3000
公式URL http://www.aomori-museum.jp
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