立子山(たつごやま)は、福島市の南東部、福島駅から車で20~30分の山間部にある地名。

ここで古くからから作られているのが「立子山の凍み豆腐」です。
豆腐といっても、いわゆる高野豆腐、凍豆腐と呼ばれているものと同じで、乾物の一種。固めに作った木綿豆腐を一旦凍らせてから熟成し、脱水した後に干し上げたものです。

昔ながらに藁でくくられたレトロな形状で販売されている立子山の凍み豆腐ですが、実はそのヘルシーさが今の時代にぴったりだということで、改めて注目されています!

 

福島の人と風土によって作られてきた伝統食材

凍み豆腐の製法は江戸時代に京都から福島に伝わったといわれていますが、大正時代以降、立子山で盛んに作られるようになりました。
その理由は、冬期の気温が氷点下となり、冷たい風が吹きわたる立子山の風土が凍み豆腐造りにとても適していたからです。立子山の凍み豆腐は、農閑期の農家の人たちによる丁寧な手仕事と福島の自然の力で作られてきた食材なのです。
現在では製造に機械が取り入れられ、屋内で乾燥が行われることも多いのですが、昔と変わらぬおいしさには立子山の人たちの誇りが息づいています。

 

高タンパクでミネラル豊富。しかも低糖質というスグレモノ

水分の含有量が多い普通の豆腐とは異なり、凍み豆腐は栄養が凝縮されています。
例えば、タンパク質は木綿豆腐の約7倍も含まれているんですよ。これほどアミノ酸が豊富な上、炭水化物は控えめで低糖質。
しかも、大豆レシチン、大豆サポニン、ビタミンE、イソフラボン、カルシウム、マグネシウム、鉄、食物繊維などが含まれているので、健康的にダイエットしたい人にぴったりの食品なんです。

 

定番からオリジナルまで、立子山の凍み豆腐のおいしい食べ方

立子山の凍み豆腐は、一般の高野豆腐よりやや薄めでしっとりなめらかな食感が特徴。
だから炊き合わせに使ってもとてもおいしく仕上がります。

また、味を含ませてから衣をつけて天ぷらやフライ、唐揚げ風にするのもおすすめ。肉類の代わりに使ってみてください。
戻してからしぼった凍み豆腐に牛乳を含ませて溶き卵をつけ、フライパンでバター焼きすればフレンチトースト風に。メープルシロップや蜂蜜を添えてどうぞ。

最近では、写真のような細かく切った凍み豆腐も販売されています。
こちらは「みそ汁用」とパッケージにも書いてある通り、汁物などにそのままふり振り入れて使えるので手軽です。

この細かい凍み豆腐にコンソメスープや味付けしたトマトジュースを染みこませてからオーブントースターか電子レンジでカリカリになるまで乾燥させればヘルシーなスナックに変身。
写真はチリソース味で作ってみました。ビールに合いますよぉ~

身体に良い食材というだけではなく、常温長期保存が可能で、財布にも優しい。
立子山の凍み豆腐は、その素朴なみかけとはうらはらにかなりスゴイんです。
福島県観光物産館をはじめ、福島県産品を販売しているところで購入できるので、是非味わってみてください!

INFORMATION

名称 福島県観光物産館
住所 〒960-8053 福島県福島市三河南町1−20 コラッセふくしま 1F
電話番号 024-525-4031
URL http://www.tif.ne.jp/bussan/bussankan/
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