お弁当箱として漫画でも紹介され、一躍有名になった秋田県の「曲げわっぱ」。秋田県内では親しまれた有名な民芸品であると共に生活に欠かせない存在がこの「曲げわっぱ」です。

秋田県のお土産品としても有名で、お土産屋さんでは各種の曲げわっぱを扱っており、他県や他国から旅行者が熱心に選んでいる姿を見かけることも多いです。

今回はお弁当箱として世界中に知られた秋田伝統の「曲げわっぱ」についてご紹介します。

 

秋田県の誇る木材加工品「曲げわっぱ」

「曲げわっぱ」とは、スギやヒノキの薄い板を曲げて作られる容器のことです。秋田県には日本三大杉である秋田杉があります。桜なども樹木も豊富なため、昔から木材加工が得意な県の一つとして知られています。曲げわっぱも、そんな秋田県の得意とする木材加工品の一つです。

昭和50年代に伝統工芸品に指定されました。秋田県の伝統工芸品として有名ですが、秋田県の中でも大館市が特に曲げわっぱ作りの地として有名です。秋田音頭という秋田県の民謡にも「秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ、能代春慶、桧山納豆、大館曲げわっぱ」と歌われています。

 

「曲げわっぱ」はなぜ愛されるのか

「曲げわっぱ」はスギやヒノキの木目が表面に現われるため、一つ一つ異なっています。まさにこの世にオンリーワンな一品なのです。同じお弁当箱タイプの曲げわっぱでも木目の違いによって印象が異なるため、これぞと思う一つを選ぶことがとても楽しいという話を耳にします。

それだけではありません。

曲げわっぱは秋田県内でずっと愛されてきた伝統工芸品です。秋田県は「あきたこまち」をはじめとしたお米も有名です。ご飯をどんな容器に入れたら美味しいのかを昔から研究していました。

曲げわっぱは、冬は保温、夏は熱を溜め難くご飯を腐り難くするという特徴があります。原料の一つであるスギは殺菌作用があり良い匂いがする木材としても有名です。また、薄い皮でできていますから、とても軽いという特徴があります。丁寧に扱えば数十年以上持つため、親子代々同じ曲げわっぱを使っているお宅もあるくらいです。

殺菌作用があってご飯に木の良い香りもつく。そして軽く、丁寧に使えば長持ちする。ご飯入れとして使うには最高の一品ということですね。

お弁当箱として有名ですが、タンブラーやコップ、せいろ、茶道具などもあります。秋田県は日本酒処としても有名です。地産の日本酒を飲むならやはり現地の伝統工芸品を使いたいですよね。もちろん、秋田の日本酒と曲げわっぱの相性は抜群です。

お弁当箱の相場は数千円~といわれています。大きめのものになると1万円以上することも。曲げわっぱに興味はあるけれどちょっとお高いなと感じたら、小型のコップなどを購入するのもお勧めです。小型のコップになると、タンブラーやお弁当よりももう少し安い価格帯で購入できますよ。

 

最後に

秋田の伝統工芸であり「曲げわっぱ」は、お弁当箱からコップまで家庭に嬉しい色々なタイプが出ています。大切に使うと長持ちする一品なので、お土産としてセレクトするだけでなく、家庭で愛用する食器やコップとして曲げわっぱを選ぶのもいいですよ。

一つ一つ木目が違いますので、購入の際は自分の好きな木目をよく選んで購入するのがポイントです。秋田にお越しの際は、是非お気に入りの一つを見つけてくださいね。