油麩丼

宮城県のB級グルメとして有名なのが油麩丼です。
B級グルメグランプリ(B-1グランプリ)や秘密のケンミンSHOWで全国的にも有名になった油麩丼。
その食材である油麩は通称『仙台麩』として宮城県や岩手県南部で販売されています。
今回は、そんな油麩丼を作って美味しくいただいちゃいました!

油麩の秘密、登米市の名物なのに仙台麩?

宮城県北部「平成の大合併」により登米郡にある8町と本吉郡津山町とが合併して生まれた登米市。
油麩が生まれたのは、そんな登米地方だったようです。

宮城県北部では、お盆に精進料理を振る舞うのが伝統でした。
肉を使わないのが精進料理ですから、タンパク源が足りません。
そこで考案されたのが油麩だったようです。

登米市の名物として知られる油麩ですが、宮城県では『仙台麩』の名前で販売されています。
これは大手油麩メーカー『山形屋』の登録商標です。
『仙台麩』という名前は、江戸時代、登米市は旧仙台藩の領地だったため、宮城県の地場食材として全国に知ってもらえるように、仙台の名前を使っているようです。

『登米市』の名物が『仙台』麩として『山形』屋から販売されるというのが意味分からなくて大好きなところです(笑)

名称 山形屋商店
公式URL http://sendaifu.jp/html/index.php

油麩と一般的な麩の違いは?

麩は通常、小麦粉のタンパク質であるグルテンを茹でて乾燥させたものを呼びます。
また、焼いて作ったのが焼麩、揚げて作ったのが揚げ麩と呼ばれ、油麩はこの揚げ麩のひとつに数えられています。

揚げ麩は中華料理に使用される球状の麩ですが、油麩は細長く、直径5cm長さ25~30cmくらいのフランスパンのような形をしています。
これを1cmくらいの輪切りにして使用し、普通の麩のように味噌汁に入れたり、肉じゃがの肉代わり、煮物などに使用するのが一般的な食べ方です。

ひと噛みすると汁がジュワ~!油麩丼の魅力とは!

そんな油麩ですが、B級グルメとして生まれたのは割と最近。
1980年代に登米市の飲食店で、肉を食べられない人へのカツ丼や親子丼の代わりとして誕生したのがはじまりのようです。
伝統食品というよりは、本当にB級グルメといった立ち位置なんですね!

油麩丼における油麩は、肉の代わりに使用されたこともあって、食感が肉に似ています。
麩のように柔らかいのですが、揚げてあるから表面が固く、ひと噛みすると中から汁がジュワ~っとしみ出してくるのです。
また、揚げの効果で小麦粉の風味が閉じ込められているため、噛むごと口の中で解放される豊かな風味や、油分が少なくタンパク質が豊富でヘルシーなところも油麩丼の魅力です。

さて、お待たせしました!
次の項では、そんな油麩丼を自宅でカンタンに作れるお手軽レシピを紹介します!
登米のふるさとの味を、あなたの自宅でお楽しみください!

お待たせしました!カンタン手軽にできる油麩丼の作り方を紹介します!

材料

油麩丼(2人分)
用意するものは、

  • 油麩     1本
  • 卵      2個
  • タマネギ 1/2個
  • 水   400ml
  • 顆粒だし 小さじ1
  • 醤油、酒、みりん 各大さじ1
  • 梅干し、紅ショウガなどお好みの付け合わせ

です。

  1. タマネギをスライスします。食感を楽しみたい方は厚めにスライスするといいでしょう。
    スライスしたたまねぎ
  2. スライスしたタマネギをアメ色になるまで炒めます。
    アメ色になるまで炒める
  3. そこに水400mlを投入、沸騰したら顆粒出しとその他の調味料を入れます。
  4. 再び沸騰したら、油麩を入れます。油麩投入
  5. 油麩が汁を吸い込んだら、すぐに卵でとじます。
  6. ご飯に盛って、お好みの付け合わせを添えればできあがり。
    おいしい油麩丼
  7. おいし~い♪

以上が、油麩丼のレシピです。
カンタンでしょ?
油麩は煮すぎるとクタッとしてしまい、ジュワっとしみ出す汁が楽しめなくなります。
そのため、汁を吸ったらすぐに卵でとじ、ご飯に乗っけてしまうのがコツ。
宮城県の方も、そうでない方も、さっそく作ってみてください!
美味しいですよ!