羽海野チカの人気コミック「3月のライオン」は、神木隆之介主演で2017年3月18日から第1部が、4月22日から第2部が、実写映画が公開されています。昨年はテレビアニメ化もされました。作品の主な舞台は東京都中央区の隅田川周辺です。主人公・桐山零になったつもりで、「3月のライオン」の物語の舞台「六月町」と「三日月町」を旅してみませんか?

 

桐山零の住む「六月町」へ行こう

「3月のライオン」の主人公は、プロ棋士の高校生・桐山零(きりやま れい)です。さまざまな理由から、周囲に心を閉ざし続けてきた零ですが、あるきっかけから、三月町に住む川本三姉妹と知り合います。長女のあかり、次女のひなた、三女のモモたちとの交流の中、川本三姉妹もまた心に深い傷を抱えていることを知っていきます。やがて、主人公の桐山零は、彼女たちとの出会いをきっかけとして、プロ棋士として、人間としても成長していくのです。
桐山零が独り暮らししているマンションは、「六月町」にあります。この町は、中央区新川二丁目で隅田川と亀島川が交差する地域がモデルとなっています。「3月のライオン」の中で、おなじみとなっている景色から、高橋、霊巌島水位観測所、中央大橋、隅田川を旅しましょう。では、八丁堀駅から出発です!
(最寄り駅:JR京葉線八丁堀駅、東京メトロ日比谷線八丁堀駅)

1.高橋

八丁堀駅から亀島川に向かって歩いた先にあるのが、高橋です。この橋は、桐山零がマンションと、信濃町にある将棋会館との往復の時に渡っている橋です。写真の手すり部分が高橋で、下を流れているのが亀島川です。零のマンションは写真の奧に小さく見える亀島川水門の左側にあります。では、写真には見えませんが、亀島川の左手を通っている道路を歩いて、隅田川とぶつかるスポットまで向かいましょう。

2.霊巌島水位観測所

隅田川と亀島川が交差したスポットにあるのが、「3月のライオン」のコミックスの表紙でもおなじみの霊厳島水位観測所です。まるでアート作品のようなデザインですが、これは東京湾の潮位測定のための観測所です。現在は使われていません。「3月のライオン」の物語の中でも、よく登場するロケーションです。零のマンションは、この観測所の裏側にあるみたいです。

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名称 霊巌島水位観測所
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3. 中央大橋

零のマンションのすぐ近くのロケーションです。階段を上がったところが、中央大橋の歩道部分です。その隣の道路の先は、隅田川テラスと呼ばれている遊歩道に続いています。先ほどの霊厳島水位観測所へは、この道の向こうの右手に入った先にあります。

中央大橋は、零のマンションのある六月町と、川本三姉妹の住む三日月町へと繋ぐ橋です。コミックやテレビアニメなどでは、さまざまな時間帯の中央大橋が描かれています。この橋の下を、水上バスや屋形船など、数多くの船が行きかう景色を眺めることができます。また、中央大橋は、夕暮れ時から夜10時まで、美しくライトアップされます。映画でも、中央大橋周辺の景色が、美しく描かれていました。
ちなみに、中央大橋を渡ってまっすぐ3分ほど歩いていくと、左手にスーパーマルエツが見えてきます。コミックスやアニメで、零が買物をしているスーパー「マルエイ」のモデルで、外観から、ひっくりするほど、そっくりに描かれています。川本三姉妹の住む三日月町へは、橋を渡って右手の遊歩道を歩いて行きます。

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名称 中央大橋
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4. 隅田川

水上バス「ホタルナ」が通っている川が隅田川です。中央大橋から築地方面を向いた眺めです。左手の岸辺は石川島で、こちらの川べりは零が住むマンションに帰るシーンや、川本三姉妹の次女・ひなたと零の会話のシーンなどで登場します。三日月町は、この石川島と今は陸続きになっている場所がモデルなのです。では、川べりに歩いて三日月町へと向かいましょう。

 

佃島に「三日月町」はありました

「三日月町」の舞台のモデルとなった場所は、東京都中央区佃島です。江戸幕府初代将軍・徳川家康が、高度な漁業技術を持つ大坂の佃村の漁師たちを呼び寄せ、彼らのために海を埋め立てて作った島なのです。かつては、小さな島でしたが、東京湾の埋め立てが進んで、今は周辺の石川島と月島と陸続きになっています。「3月のライオン」の中で、おなじみとなっている景色から、佃小橋を歩いてみましょう。
(最寄り駅:東京メトロ有楽町線月島駅、都営大江戸線月島駅)

佃小橋

川本三姉妹の家は、佃小橋の近くにある和菓子店「三日月堂」です。桐山零が、彼女たちを訪ねて行く時、そして六月町のマンションに帰る時、必ず渡る橋です。佃小橋は「3月のライオン」のキービジュアルで、マンガ・テレビアニメ・実写版映画にも日常風景として登場します。橋の下を流れる川は、隅田川と繋がっています。ちなみに、「三日月堂」の建物のモデルは、江戸時代から続いている老舗佃煮店「天安」です。あたりには、「3月のライオン」でおなじみの住吉神社や、佃公園、水門などもあり、まさにここは三日月町なのです。ここに来れば、「3月のライオン」の世界に、たっぷりとひたれます。

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名称 佃小橋
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高橋から佃島までの散策で、お腹が空いたようでしたら、旅の締めくくりに月島で「もんじゃ焼き」はいかがですか?

 

旅のおわりに、月島で「もんじゃ焼き」を!

佃小橋から5分ちょっと歩くと「もんじゃストリート」と呼ばれる商店街があります。ここは「3月のライオン」の川本三姉妹が日用品を買物しにくる商店街なのです。昭和の雰囲気の漂うお店がたくさん並んでいますし、「もんじゃ焼き」のお店もたくさんあります。月島は「もんじゃ焼き」が名物なのです。「3月のライオン」には「もんじゃ次郎」というお店が登場して、桐山零と川本三姉妹たちは「もんじゃ焼き」を食べるのですが、そのモデルとなったお店は「もんじゃ太郎」なのです。行ってみましょう。

「もんじゃ太郎」は、外観も、店内も、メニューも「3月のライオン」の中で「もんじゃ次郎」として描かれていて、ファンに人気のお店です。「もんじゃ焼き」は江戸時代の1819年にはあった料理です。作り方ですが、熱した鉄板の上に、最初に油を塗ります。次に、魚介類などの具を焼きます。具に火が通ったら、それらで円陣を作るようにして、真ん中に空洞を作ります。その空洞に、水で溶いた小麦粉を流しこみます。その後、それらをよく混ぜて、ヘラで鉄板に混ぜあった具を押し付けるように焼きながら、食べていきます。具材は肉、魚、野菜が中心ですが、最近ではストロベリーを具材としたもんじゃ焼きもあります。

ちなみに、「もんじゃ太郎」で一番人気は「鮭マヨもんじゃ」です。魚の鮭の切り身をバターとマヨネーズで味つけして、キャベツなどの具材を加えた「もんじゃ焼き」です。セルフサービスで、自分たちで作るのですが、うまく作る自信がなかったら、お店のスタッフが調理してくれます。「3月のライオン」の旅のランチにいかがですか?
アクセス:
「もんじゃ太郎」(住所 東京都中央区月島1-24-10 アクセス 東京メトロ有楽町線・都営大江戸線 月島駅 7番出口から徒歩3分)

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名称 もんじゃ太郎
住所 〒104-0052 東京都中央区月島1丁目24−10
アクセス 東京メトロ有楽町線・都営大江戸線 月島駅 7番出口から徒歩3分
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八丁堀駅からスタートした「3月のライオン」の旅でしたが、今回は月島がゴールとなります。「もんじゃストリート」からの帰りのアクセスは月島駅からが便利です。「3月のライオン」のファンでなくても、隅田川や亀島川を通る水上バスや屋形船を眺めたり、佃島や月島のレトロな雰囲気は十分楽しめること間違いありません。