日本で最も深い湖、田沢湖

秋田県仙北市にある田沢湖は、日本で最も深い湖です。面積は25.8平方キロメートルと日本では19番目の大きさなので、湖の規模としてはあまり目立ちません。しかし最大水深が423.4mもあるため、全国的に名前が知られています。日本一高い建造物であるスカイツリーを沈めると、第2展望台まで浸かるほど深いです。一般的な湖とは違って真冬でも凍りません。日本百景に選ばれており、湖全体が県立自然公園に含まれています。1956年~2005年まで存在していた田沢湖町が湖名の由来です。

田沢湖
Photo by Makoto Nakashima – P7200035(2014) / Size-adapted.

田沢湖ブルーと呼ばれる藍色の湖面

青いインクを流したような美しい青色は田沢湖ブルーと呼ばれ、鮮やかな色味ですが透明感もあります。場所によって深さが異なるので、差し込む太陽光の角度にも違いが生じて、翡翠色から濃い藍色まで見えます。昔は現在よりも透明度が高かったですが、酸化が進んだことで湖の生物が何種類か絶滅してしまいました。石灰やウグイの放流などで中和できるように対策しましたが、あまり効果はありませんでした。1940年以前まで生息していたクニマスやヒメマスなどはいなくなりましたが、1948年の調査では新しくウグイやアメマスなどが生息し始めたことが分かりました。それ以来水質は変化していないので、これから田沢湖を訪れる人は湖面を覗けば、ゆったりと泳いでいるウグイやアメマスなどを観察できます。

田沢湖にまつわる伝説に辰子伝説があります。昔、辰子という娘がいて、自分の美しさを永遠に残したいとお百度参りをしていました。100回目を迎えた夜に神様が現れて、北の泉を飲むようにお告げを与えます。泉の水を大量に飲んだ辰子は龍になり、暴れて山が崩れた場所に田沢湖ができました。最後に龍は湖底深くに沈み田沢潟の主となったという伝説です。田沢湖のルーツとも言えるこの伝説にちなんだ施設が周囲にはたくさんあります。あどけない様子が分かる辰子観音像や姫観音像などが手軽に見られる観光スポットです。

INFORMATION

名称 田沢湖
所在地 秋田県仙北市
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